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ラウールside
康二「ラウと出会ってもうすぐ5年かぁ…ほんま大きなったなぁ」
そんなことを言いながら、お酒も進んで、目がトロンとしてほろ酔いの康二くんが微笑みながら僕の頭を優しく撫でる。
ラウ「康二くんって、僕の頭撫でるのクセだよね」
康二「そうか?意識したことなかったわ」
ラウ「無意識?」
康二「かもな。なんか、つい触ってまうかも…」
ラウ「なんで?」
康二「ん〜、なんでやろうな…」
少し考えた振りをして、頬杖をつくと分からんなぁと言ってまた僕を見つめる。
康二くんの目にはさっきまでとは違う熱を帯びているような気がした。
ねぇ康二くん。無意識で僕のことを触ってるってことは、僕のことを無意識に求めてるってことなんじゃないの??
いつからだろう、康二くんが僕の頭を優しく撫でるようになったのは…
いつからだろう、僕の頭を撫でながら、愛しそうに優しく微笑んでくれるようになったのは…
ラウ「ねぇ、康二くん…。僕期待しちゃうよ?」
康二「ん?」
ラウ「僕、康二くんが好きだよ」
康二「…ラウ、」
ラウ「僕の好き、お兄ちゃんとしての好きじゃないって、もう分かってるよね?」
康二「…ぅん、知ってた」
ラウ「気付いてて、僕を弟扱いしてた…」
康二「うん。そうやな…」
ラウ「ずっと好きって伝えてきたのに…」
康二「うん」
ラウ「なんで?」
康二「ラウ…傷つけてごめんな…。でも、ラウには普通の恋愛をして欲しかった」
ラウ「何それ…男の人を好きになっちゃダメなの?」
康二「ダメやないよ。でも、俺はダメや」
ラウ「なんで」
康二「俺は重すぎる。ラウを縛ってまう…」
ラウ「でも、僕のこと好きなんでしょ?」
康二「…」
俯いて顔が見えなくなる。僕は康二くんの手を取って握ってから、左手で康二くんの頬に優しく触れると甘く優しく康二くんの名前を呼んだ。
ラウ「康二くん」
康二くんは一瞬身を固くしてから、ゆっくりと頬に添えられた僕の左手を右手で包み込むと、顔を上げて僕を見た。
康二「好きや、ラウのこと、…ずっと前からっ、すきっ///」
康二くんは顔を赤く染め、好きだと言うと目に貯めた涙が、僕を映すと同時に零れ落ちる。
ラウ「やっと言ってくれた」
康二「っ、」
優しく抱きしめて、涙の零れた目元にキスをする。
ラウ「康二くん、もう絶対逃がさない。僕だけを見て」
康二「…元々ラウしか見てへんし…///」
ラウ「ふふっそっか♪」
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ゆきみ島(プロフ) - ◎にじゅうまる◎さん» コメントありがとうございます!本日その2へ移行させて頂きましたので、よろしければそちらでもお付き合い頂けると嬉しいです!! (2020年11月21日 20時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - あゆさん» コメントありがとうございます。本日その2へ移行させて頂きましたので、よろしければそちらでもお付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年11月21日 20時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます(;▽;)愛されオレンジくんいいですよね!本日その2へ移行させて頂きましたので、よろしければそちらでもお付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年11月21日 20時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - なのさん» あぁ〜、温かいお言葉ありがとうございます(;▽;)嬉しいです!!本日その2へ移行させて頂きましたので、よろしければそちらでもお付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年11月21日 20時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - 美音さん» わぁ〜!美音さんコメントありがとうございます(;▽;)可愛いと言っていただけて嬉しいです!本日その2へ移行させて頂きましたので、よろしければそちらでもお付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年11月21日 20時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみ島 | 作成日時:2020年9月8日 2時