スノさん家族の3つ子ちゃん【その2】

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康二side


龍太くんと大ちゃんとお兄ちゃん5人と一緒に学園祭を回って気がつくと12時少し過ぎ。

普通に楽しんどったけど、まだ翔にぃと蓮、ラウに会ってない。3人ともなにしとんやろ？

とか思いながら出店で買ったタピオカを飲んでいると、後ろから誰かに腕をつかまれた。


康二「っ！？(ﾋﾞｸｯ)」

蓮「康二ちょっと来て！」
ラウ「康二くんにしか出来ないことなの！」

康二「へっ！？えっ、ちょっ、何！？」

ラウ「お兄ちゃん達には後から連絡するから〜」

照「えっ、わかった…」


突然現れた蓮とラウに手を引かれて連れていかれる。

向かった先は体育館近くの空き教室で、その前には笑顔で手を振る翔にぃがおった。


康二「えっ、翔にぃここで何してるん？てか、どうやって入れたん？」

翔太「俺は今日関係者として招待されてんだよね」

康二「関係者？なんの？」

翔太「お前ら3人のヘアメイクアーティスト」

康二「はぁ！？」


なんそれどういうこと？なんも聞いてないんやけど？


蓮「昨日康二にサプライズあるって言ったじゃん？」

ラウ「康二くんには今日の僕たちのステージ発表ランウェイの相手役をしてもらいます！」

康二「…はぁ！？ランウェイって何？てか、相手役ってどういうこと？？？」

蓮「そのまんまだけど？昨日言ったじゃん芸能科主催のステージ発表があるって」

康二「いや、2人が出るの聞いとらんし！」

蓮「サプライズだから」

康二「サプライズちゃうやん！2人出るなら俺ちゃんとしたカメラ持ってきたのに！！ってちゃうわ相手役って何？」

ラウ「康二くんには僕たち2人の恋人役でランウェイを一緒に歩いて欲しいの」

康二「2人の恋人役？？俺が…はぁ！？なんでやねん！モデルの女の子芸能科に沢山おるやん！！」

蓮「俺ら身長高いからさ、トップモデルくらいの身長ないとバランス悪いんだよ。その点康二なら身長のバランス良いし、華奢だから女物も絶対入るでしょ」

康二「待って！俺女装するん！？無理やって！絶対ブスなるやん！！」

翔太「俺の腕ナメてんの？そこらの女より綺麗にしてみせるし。そこは安心しろ(ニコッ)」

康二「なんで翔にぃノリノリなん？？おかしいやん！」

ラウ「ね、お願い！僕たち康二くんとランウェイやりたいの！3人でランウェイとか二度とないでしょ？」

蓮「康二の名前は出してないし、それにプロのカメラマンになるなら撮られる側も経験しといたら？」

翔太「ほらっ時間ねぇぞ早く！」

康二「へっ！？」

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