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会議。 ページ16

Aside


部活が終わり、帰ろうと鞄を肩にかけた時。


後ろからつんつんと肩をつつかれた。


振り向いて正体を確かめると、ミモザちゃんだったようだ。


「ミモ…西園寺さん、どうしたの?」


危ない危ない。


まだ皆がいるのに、歌い手名で呼んだらバレてしまう。



特にろんさんに注意しなくちゃ。



あの人は歌い手ファンだからね。



「い、一緒に、帰らない?」




ミモザちゃんがおずおずと尋ねる。



くっそ可愛い。



…じゃなくて。



丁度、帰りに作戦会議したいと思ってたんだよね。



むしろこっちから誘おうとしていたので、すぐに応えた。




「うん!いいよ!私も一緒に帰りたいって思ってたんだ!」



今日は特にヒロインのイベントもないし、ゆっくり話して帰ろう。












ミモザちゃんと2人の帰り道。



今日の「まふまふヒロイン化フラグ」のことについて話していた。




「…それで、まふくんがヒロインになるフラグが立ってるんだけど、何でかな?


…ヒロイン達の誰かが黒幕で、この話が何回も繰り返されてるとか…?」



「まっさかぁ!多分、本来ヒロイン達に大きく関わらないうぐちゃんがいるから、バグみたいなのが起きただけじゃない?」



「そうかなぁ…」




「まぁ、気にすることないって!それより、これからのことについて考えよ!
まず、お互いの呼び名!私はキャラ的にAさんって呼ぶから、うぐちゃんは椿って呼んで!」



「わかった!椿…ちゃん!」


「Aさん!」



お互いが名前を呼び合う。



「…ふふっ」



思わず笑うと、椿ちゃんも笑った。



悪役だけど、本当に綺麗な顔してるよなぁ。



羨ましい。




「これから、どうする?」



「…へっ?」


ぼんやりしていると、不安げな声で椿ちゃんが覗き込んできた。



いつもは強気なのに、これからの不安で弱気になっている。


みんな、椿ちゃんのこんな面を知れば好きになるんだろうな。



椿ちゃんは絶対皆に甘えないと思うけども。



で、今はこれからの事を考えなくちゃ。



「ん〜…私はモブ脱出のために主張を強くするよ!あと、西宮さんを落とす!椿ちゃんは?」


椿ちゃんはこの世界からどうやって抜け出すかを相談したのだろう。


元気づけたかったから、あえて別の事を話した。


「……ふふっ。そっかぁ…じゃあ、私は、西宮さんに危害を加えて潰されENDを目指そっかな」



「…今更だけど、なんで?」







文字数…

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りま - とっても面白いです!更新頑張って下さい! (2020年3月11日 1時) (レス) id: 22869f63e7 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - ましゅ。さん、コメントありがとうございます!皆さんのコメントがやる気の1番の元になるので、とても嬉しいです!これからも更新頑張らせていただきますm(_ _)m (2019年1月15日 19時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ。 - 一番好きな作品です! 更新頑張って下さい! 応援してます! (2019年1月14日 17時) (レス) id: 84c68b407c (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - ほしなさん、コメントありがとうございます!!サボってないで更新するので応援お願いしますm(_ _)m (2018年12月1日 18時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
ほしな - すごい!応援してますこれからも!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 0590ce9a8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふく。 | 作成日時:2018年11月3日 15時

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