練習。 ページ12
椿side
｢まふくんのピックも見つかったことだし、練習始めよー！
……で、Aちゃん!!
私に歌の指導をしてくださいっ！｣
ろんさんが、うぐちゃんに声を掛けている。
うーん、ここは
．
．
待って、ガチめに思い出せない。
まぁ、ライバルっぽく振る舞うか。
｢私も歌指導できるので、二つのグループに分かれてやったらどうですか？｣
皆に声をかける。
1部、というより大多数が｢え…｣としかめっ面顔になったが、気にしない。
うぐちゃんが｢いや｣って言ったら何が何でも取り消すけど、本人は｢助かった！｣と安堵の表情を浮かべているから、問題ない。
…ああああああああぁぁぁ思ったことがすぐ表情に出るうぐちゃん可愛すぎかよおおおおおおおおおおおお!!
いや、ガチでうぐちゃん以外がモブに見える。
うぐちゃんが可愛いすぎる。
とにかく可愛い。
｢…じゃあ、そうしよっか…｣
｢うぐちゃん可愛い｣を埋めつくしていた思考に、志麻さんの残念そうで、嫌そうな雰囲気を纏った言葉が飛び込む。
ちっ。
折角うぐちゃんで埋まって幸せだったのに…
そう思った矢先に、天使の声が届いた。
｢うん！そっちの方が私も有難いかな！じゃあ、ミ…西園寺さんは、存在し得ぬ虚空の彩首輪のと、ヴァルハラ･アルテマウエポンの刻印の5人をお願いできる？｣
天使がそう言った瞬間、ぱっと顔が明るくなったグループと、ガッカリして暗くなったグループに分かれた。
もちろん私の担当は後者のグループだ。
悪かったな!!うぐちゃんじゃなくてライバルの私で!!
そんな思いを飲み込み、笑顔でこう言った。
｢存在し得ぬ首輪とアルテマポンの烙印の5人の皆様、よろしくお願いしますね｣
私がお辞儀をした瞬間、訂正を求める声が上がった。
｢�犁�空の�瓩�抜けてます!!｣
｢�爛▲襯謄泪Ε┘櫂鵑旅鎔��瓩世茵�!!間違えないで！｣
｢…あら、それは失礼しました｣
覚えにくいんだよ！
もうちょいファンのこと考えて名付ければいいのに…
｢では、練習を始めましょう｣
｢…よろしくお願いします｣
皆が不満げにそう言った。
いやいやいやいや、え、私が悪いの？
あれ普通覚えられないでしょ?!
腹いせにスパルタ指導者になってやる！
そう心に決めて練習を始めた。
．
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りま - とっても面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年3月11日 1時) (
レス) id: 22869f63e7 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - ましゅ。さん、コメントありがとうございます！皆さんのコメントがやる気の1番の元になるので、とても嬉しいです！これからも更新頑張らせていただきますm(_ _)m (2019年1月15日 19時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ。 - 一番好きな作品です！ 更新頑張って下さい！ 応援してます！ (2019年1月14日 17時) (レス) id: 84c68b407c (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - ほしなさん、コメントありがとうございます!!サボってないで更新するので応援お願いしますm(_ _)m (2018年12月1日 18時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
ほしな - すごい！応援してますこれからも！！ (2018年11月30日 17時) (レス) id: 0590ce9a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいふく。 | 作成日時：2018年11月3日 15時
