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コンビニ。 ページ42

茜side


まふくんと会話しながら歩くこと数分。


「見えてきた!あれだよ!」


「え…?あれ…?」


そこには、コンビニとは言い難い、駄菓子屋さんのような店があった。


「見た目はコンビニっぽくないよねー。
でも、商品とかはちゃんとしたコンビニだよ!」


「そうなんだ…良かった!

あれ、あの人影って…」


コンビニに近づくにつれ、だんだんとAちゃんらしい人影が見えてきた。


「田中さんだ。僕らと同じ寄り道かな?」


話しながら見つめていると、Aちゃんが私たちに気づいて話しかけてきた。


「わぁ、さっきぶりだねー!
西宮さん達もここで寄り道?」


田中さんが首を傾げて尋ねる。

なかなかの破壊力。


「Aちゃんもここにいたんだ!
ここ、中華まんが美味しいらしいから一緒に食べない?」


「へぇ〜!そうなんだ!じゃあ私も中華まん買おっかな!」


そんな会話を広げる。


「…あ!相川君も一緒なの?」


「あ、はい!」


まふくんが緊張したのか敬語で返事をした。


姿勢もピシッとしている。


「じゃあ、3人で中華まん食べよー」


Aちゃんはそう提案すると、中華まんを選び始めた。


つられて私とまふくんも中華まんを選び始める。


「な、なにこのどろどろしい中華まん…」


美味しそうに湯気を放ちながら並ぶ中華まんの中に、一つ異様なオーラを放っている中華まんがあった。


興味本位で見つめていると、Aちゃんは苦笑いしながらこう言った。


「…あー、それやめといたほうがいいよ…」


話を聞いてみると、前食べた時、美味しすぎて倒れたそうだ。

正直なところかなり食べてみたいが、皆に迷惑がかかるので肉まんを買うことにした。


「すみません、肉まんくださーい」


「うーん…ピザまんください!」


「あ、じゃあカレーまんくだしゃ、さい」


それぞれが好きな中華まんを頼んだ。


「どこで食べよっか?」


Aちゃんが問いかける。


「確か公園があっちにあったと思うけど…」


久しぶりの町に興奮して散歩した時見つけた、新しくできていた公園。


「じゃあ、あそこ行こっかー」


Aちゃんは知ってるっぽい。


私たちは公園に向かって歩き始めた。

変態。→←寄り道。



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だいふく。(プロフ) - 波さん» 評価ありがとうございます!これからも面白いと思える作品を作っていけるよう頑張ります! (2018年11月3日 15時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
- だいふくさんの作品おもしろいwwwだいふくさんコメント返してくれることからすごく優しい人だとわかる!!★★★★★★★★★☆←ポチ♪ (2018年11月3日 12時) (レス) id: 3a7b075e71 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - 雨さん» 応援ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年11月1日 22時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主ちゃんの性格とかめっちゃ大好きです! 更新頑張ってください! (2018年11月1日 22時) (レス) id: c38e501463 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく。(プロフ) - ゆ ぅ 。さん» 笑ってもらえて何よりですw応援ありがとうございます! (2018年10月29日 21時) (レス) id: 40700e07b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふく。 | 作成日時:2018年10月8日 2時

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