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陸拾伍 ページ15

その本を読み返していると、気になることがあった。


『痣の発動条件、無我の境地、透き通る世界、か……』


やっぱり、これを習得出来れば……









______________

―――――――――

―――――

炭治郎side



煉獄さんの死から四ヶ月が過ぎようとしていた


俺たちは毎日鍛錬をしながら合間に入る鴉からの司令に従い、それぞれ鬼を倒しに行った


一人で行く時の任務も善逸は駄々をこねなくなった


伊之助は以前より尚更猪突猛進に


一人じゃないことは幸せな事だと思う








だから、Aは今幸せなのだろうか





そんなことを考えながら、単独任務が終わり蝶屋敷に帰ってくるとアオイ達が体格のいい男に捕まっていた




炭治郎「女の子に何してるんだ!!手を放せ!!」



そう叫んでみるも、冷静に見たら群がられているようにもみえなくはない、、、

ど、どっちなんだ、、?



きよ「人さらいです〜っ!助けてくださぁい」


そう声を出したきよちゃんが男の人にこの馬鹿ガキ…!と怒声を浴びせられ悲鳴をあげる



人さらいなら遠慮はいらないと、思い切り足を踏み込んで跳び、頭を大きく振りかぶって頭突きを喰らわせようとするがスカッと頭は空を切る


頭突きを喰らわせようとした張本人がいなくなったことによりみんながドサドサっと音を立てて地面に落ちていく



「大丈夫!?」と周りを見渡すと頭上から「愚か者」とさっきの男の声がする





宇髄「俺は“元忍”の宇髄天元様だぞ。その界隈では派手に名を馳せた男」


宇髄「てめぇの鼻くそみたいな頭突きを喰らうと思うか」

陸拾陸→←陸拾肆



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作者名:雪女(ゆきめ) | 作成日時:2020年8月22日 20時

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