【鬼滅の刃】自己犠牲はやめなさい！弐 (ページ11)

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陸拾壱ページ11

間に合わなかった、、れ、、煉獄さんが、嫌だ嫌だ嫌だ

私の目には猗窩座に腹部を貫かれている煉獄さんの姿が

猗窩座「死ぬ……！死んでしまうぞ杏寿郎、鬼になれ！鬼になると言え！！」

猗窩座「お前は選ばれし強きものなのだ！！」

少しして最後の力を振り絞り煉獄さんが猗窩座の頸を刀で斬ろうとする

私が、私がやらなきゃ、煉獄さんが最後まで戦おうとしてるんだ、煉獄さんのために、

はじめの1歩が動かない、動け動け動け、お前がやらなきゃ誰がやるんだ、煉獄さんの仇だお前が、お前がやるんだ、

どれだけ心でそう思っても体が動かない
恐怖のせいじゃない喪失感絶望感が私の体にまとわりついてくる。
これは現実じゃないとそんな考えから私の足がとてつもなく重く感じる

その間に伊之助たちが猗窩座の首を狙うも猗窩座は抜け出し森に入っていく

それを炭治郎は追いかけ刀を投げる

炭治郎「逃げるな卑怯者！！逃げるな！！」

炭治郎「いつだって鬼殺隊はお前らに有利な闇の中で戦ってるんだ！！」

私が、私がやらなきゃ
ここで私が動かなきゃ、死にたくないただの卑怯者じゃないか、口だけの卑怯者。

『私がやってやる』