【HQ】国家特別防衛部隊 2

もう逃げない 72 ページ32

香「それでさ〜」

貴「なにそれっ！！」


お昼休みに2人で談笑たいったところだ

クラスにはあまり人がいなくて、少しガラッとしている

おそらく食堂に行ってる人や、すでに遊びに行った人のスペースだろう


2人で話しているとなんだか、周りがうるさくなった
うるさくというのは、いわゆる女子の声で



女「あっ！！赤葦先輩だ！」

「本当だ！かっこいぃぃ」

「2年生が1年生の教室に何の用かな？」





なんて言葉が大半だ


確かに、2年生が1年生の教室に顔を出すなんて本当に珍しい

入り口にいた2年生は、、、



貴「あ、、あの人、、」



前にプリントを持って行った時に、受け取ってくれた2年生だった


まぁ、あんなかっこいい人が来たらこう騒がしくなるわけだな


香織は全く興味が無さげで、ひたすらご飯を頬張っていた


その姿はまるで、、、リスだな笑



にしても、さっきからあの2年生もキョロキョロしてるだけで何をするでもなくずっと立っている


誰かを探してる？




クラスの数人の女子に囲まれて、何やら話しているが、さすがに距離的な問題で聞こえない



すると、いっせいに女子がこっちを向いた


貴「、、、、、、ん？」



みんなの目線は明らかに私に向いているような、、



そして、その後ろ
つまり2年生から、女子の不可解な行動の原因だと思われる一言



赤「あ、、、あの子だ。」

もう逃げない 73→←もう逃げない 71

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す