【HQ】国家特別防衛部隊 2

もう逃げない 65 ページ25

〜赤葦side〜


あの後4人はそれぞれ仮面を取り、自己紹介みたいなことをした

俺的にもこの改正内容へは不満がある

「にも」というのは猫、、、つまり黒尾先輩が自己紹介の時にこの改正内容への個人的な意見を言ったからだ

つまり、俺の家族とかが狙われたりしたら情報漏洩の責任は残りのメンバーが持たなくてはならない


一様、拷問の訓練は受けているが



自分の大事なものを交換条件にされた時、、、







「自分の大事なもの」と「他人の大事なもの」



これを天秤にかけるわけだ

この時、俺はどんな選択をするのか正直わからない



まぁ、、残りの2人

つまり兎の木兎先輩と、狐の月島にはこのような不満はあまり見受けられなかった




赤「一様、、、チームということなので、リーダー的な人を決めておきたいのですが、、、
俺的には年上の方で、尚且つ冷静な判断を下せる方が適任かと思います。」


木「今の付け足した内容って、さりげなく『オレはない』みたいになってねーか？」



赤「遠回しに言ったのに気づきましたか」



木「それぐらい気づくわ！！」




そんな会話を聞いて吹き出したのは当たり黒尾先輩


黒「んじゃあ、赤葦の遠回しの推薦のもと俺が班長でいいかな？」


その質問は月島に投げかけられたもので


月「別にどうでもいいんじゃないですか？
僕、そういうの気にしないんで勝手にしてください。」



というかなりドライな返答の末、班長は黒尾先輩に決定した

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