第６話 ページ8
.
こうなる事くらい、分かってたはずなのに。
……なんで。
こんなに苦しくて、胸が痛いの。
また溢れてきた涙を堪えるように、頬を両手で叩く。
……切り替えないと。
涙が止まったのを確認してから更衣室のドアを開けると、同じクラスの女の子達はもう着替え始めていた。
？「 はじめまして、氷室さんだよね！私話してみたかったんだ〜！」
体操服に着替えていると、可愛い女の子が声をかけてくれた。
『 ！ありがとう、嬉しい！ 』
麗日「 私、麗日お茶子です！Aちゃんって呼んでもいい？ 」
『 うん！じゃあ私も、お茶子ちゃんって呼んでもいい？ 』
麗日「 もちろん！ところで、なんでほっぺに手形ついてるん？ 」
『 これは、き、気合を入れたの！ 』
麗日「 気合い！ 」
漫画みたいに吹き出したお茶子ちゃんを見て、つられて笑いがこぼれる。
お茶子ちゃんと話すのは楽しくて、少しだけ気持ちが楽になったような気がした。
麗日「 Aちゃん、行こ！ 」
『 うん！ 』
……ありがとう、お茶子ちゃん。
心の中でお礼を言って、後ろを追いかけた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - くっ！轟焦凍！（色々な意味で）罪な男め！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 凄く面白いです！これからも応援しています！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 初めまして！コメント失礼します！続きめっちゃ気になります！更新頑張ってください！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 8725c53e57 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します！この作品凄い面白くて好きです!!更新頑張ってください！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: d619c22750 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユキ | 作成日時：2020年7月5日 17時
