第１２話 ページ14
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駅の改札を抜けて、出口に向かう。
焦凍くんの家と私の家は、駅からだと反対方向にあるみたいだから、ここでお別れだ。
と思ってたけど、いつまで経っても彼が足を止めることは無くて。
それどころか彼の家とは反対方向の出口、つまり私の家方面の出口から出ようとしている。
まさか焦凍くん、私を家まで送ってくれるつもりなのかな。
もしそうだとしたら、断らないと。
焦凍くんに、迷惑はかけたくない。
『 しょ、焦凍くん！ここまででいいから！ 』
轟「 いや、送る。こんな時間に一人は危ねぇだろ 」
やっぱり、焦凍くんは優しい。
確かに外はもう日が落ちて暗くなってきていて、今から一人で帰るのは少し怖い。
『 ……いいの？ 』
轟「 ああ 」
『 じゃ、じゃあ……お願い、します 』
申し訳ないと思いつつ、焦凍くんとまだ一緒にいられることが嬉しかった。
胸が暖かくなって、自然と口角が上がる。
神様、どうかもう少しだけでいいから。
彼の隣に居させてください。
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来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - くっ！轟焦凍！（色々な意味で）罪な男め！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 凄く面白いです！これからも応援しています！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 初めまして！コメント失礼します！続きめっちゃ気になります！更新頑張ってください！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 8725c53e57 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します！この作品凄い面白くて好きです!!更新頑張ってください！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: d619c22750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2020年7月5日 17時
