２３ 助けて shoside ページ25
すっかり辺りが暗くなった頃コンビニに立ち寄り、俺はタバコを買っていた。
と、目に入ったのはレジの横に置いてあったチーズケーキ。
……。
一瞬悩んでから俺はチーズケーキのパックを２つ取り、レジのおじさんに、これも、と差し出した。
「１５００円になります」
１００００円札をカウンターに置き、壁にかけてある趣味の悪い時計に目をやる。
もう…、９時か。
今日はめずらしくAが先に帰った。
もう、風呂に入っているころだろう。
あ、今日の晩ごはんはなんだろ。
と、ガキみてぇなことを考えるのが毎日の楽しみだなんて、口がさけても言えやしないが。
翔「…ん」
ゴソゴソと右のポケットに手を突っ込んだのは、携帯が震えたから。
ディスプレイに表示された時を見て、俺は思わず息をのんだ。
“A”
アイツが、電話を掛けてくるなんて。
何かあったに違いない。
俺は、焦っているのか。
この、冷静な俺が。
そう、考えるまもなく、俺は道行く人が振り返るくらい大声で
翔「どうした！？」
と、叫んだ。
あ「助けて……」
と、か弱い声が携帯越しに聞こえたときにはもう、“デキル男櫻井翔”ではなくなっていて。
大切なモノのためにただ走っていた。
翔「A！！」
最悪の事態ばかり考えてしまう。
強盗か？
いや、タワーマンションのセキュリティは完璧のはずだ。
いや、だがAが自ら扉を開けてしまえば元も子もない。
それとも何だ。
…Aが急に倒れて最後の力を振り絞り俺に電話を掛けたのか。
なんだ？
俺は、ビニール袋の中のチーズケーキがぐちゃぐちゃになるのも構わずただ走り続けた。
―――――――――――――――――
part２でもひたすらの妄想にお付き合いいただけたら幸いです(笑)
最後に星ポチお願いします(*´∇｀*)
ゾクヘン*http://uranai.nosv.org/u.php/novel/uwvxvrn/
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪まろ(プロフ) - あおりんごさん» すみません(。´Д⊂)ありがとうございます！これからもよろしくお願いします♪ (2014年6月5日 18時) (携帯から) (
レス) id: 64749725d1 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - ありがとうございます!そういうこと何ですね!これからも読ませていただきます♪ (2014年5月29日 20時) (レス) id: c0de9717b7 (このIDを非表示/違反報告)
雪まろ(プロフ) - あおりんごさん» あれは、ちゃんと付き合ったことがないって意味でして、主人公ちゃんは詐欺に合ったワケですね！意味不明ですよね！すみません！自分でもオカシイなと思いましたΣ(ノд<) (2014年5月29日 1時) (携帯から) (レス) id: 64749725d1 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 作品について質問です!付き合ったことないって言ってましたが、彼氏の借金が…とか言ってませんでした?まだ全部読めてないので、間違ってたらごめんなさい!! (2014年5月28日 21時) (レス) id: c0de9717b7 (このIDを非表示/違反報告)
ドナルド(プロフ) - 雪まろさん» そうなんですか！ では、これから宜しくお願いします（≧∇≦） (2014年5月15日 18時) (レス) id: a037e2194a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪まろ | 作成日時：2014年5月6日 11時
