転生した美人ちゃん、今世では愛されます!? (ページ13)

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Episode11 ページ13

うう､､。

あ、頭がジンジンするう

私はまるで天と地がひっくり返ったような気がした。

『う、うーん､､､｡ﾊﾟﾁ』

気がつくと、目の前にはデュースの整った顔が激近!!

デュ「うわああ！！」

エ「どうしたって、ってAが起きてる！？寮長ｰ!!」

リ「どうしたんだい？ってA君、今起きたのかい？」

『､､､､､､､､､。』

こ、声が出ない!!??

『う、、、あわあ、、、、。』

でない！声が！

そうか！あの痺れは人の声帯を奪う魔法だったんだ！

どうして気がつかなかったのだろう！

取り合えず、私はジェスチャーで紙とペンを要求した。

リ「はい、A。」

『【ありがとうございます。相手の魔法のせいで声が出なくなったようです。】』

と紙に綴った。

エ「っマジか〜(俺が近くにいたら助けれたのに､､､。)」

デュ「声は聞こえるのか？(Aに魔法かけたやつ○す！)」

『【はい。聞こえます。奪われたのは声だけみたいです】』

リ「僕が、僕がもう少し早く駆けつけていればッ」

『【リドル先輩のせいではありません。私の不注意のせいです。
　あのくらいの強さであれば勝てたはずなのに､､､
　未だに昔の事を引きずって、私、、馬鹿みたいです。】』

ポロッ

あれ、私、今泣いてる？

そう思うと、大粒の涙が溢れ出てきた。

声が出ない恐怖と、引きずっている私への怒り等で
感情がぐっちゃになった。

『【私、泣いてもいいですか？】』

そう綴ると、三人は静かに頷いてくれた。

そのおかげで私は、安心して泣くことが出来た。

［何でアンタが泣いてんのよ！］