白色の彼へ愛情を【ru】

6話 ページ6

ちょうど次の日が休みだったことで、引越し作業をすることになった

手続きはふっかさんがやってくれたらしい

片付けていると…

sk｢それ、家族写真？」

ru｢あぁ、はい。最初で最後のですけどね」

sk｢ラウールこれからはみんなは家族みたいなもんだよ。だからいっぱい思い出作ろう！」

ru｢佐久間さん…」

家族…

sk｢ラウール！家族になるんだし、さん付けやめない？あと、そんなに敬語じゃなくていいよ？」

ru｢わ、わかった…佐久間くん」

iw｢そこー、話してないでさっさとやれー」

sk｢了解でやんす〜」


しばらく作業していると

sk｢あっ」

佐久間くんの方を見ると、あるアニメのキーホルダーがあった

ru｢あぁ、それ修学旅行の時のビンゴで当たったんだよね」

sk｢…そ、そっか！これあっち置いとくね！」

気の所為かもしれないが、あのキーホルダーを見た時佐久間くん…なんか思い詰めた顔してた…？

でも今は笑顔の佐久間くんだ…

やっぱ気の所為か…

その後お仕事の終わった阿部先生が来てくれた

ab｢みんなお疲れ様」

fk｢阿部ちゃーん、来てそうそうだけどこっち手伝って」

ab｢はいはい、あ、ラウールくん！」

ru｢？」

ab｢前ラウールくんがわかんなかったところのプリント作ったから、次の塾までね？」

ru｢あ、はい」

sk｢阿部ちゃん！聞いて！」

ab｢ん？どうしたの佐久間？」

sk｢ラッウールー！」

ru｢ど、どうしたの佐久間くん？」

ab｢あ！佐久間くんになってる！いいなー、ラウールくん俺も阿部くんて呼んで?

ru｢あ、阿部先生は阿部先生なので…」

ab｢ん〜先は長そう…」

fk｢阿部ちゃん！」

ab｢あぁ、ごめんごめん？じゃ、引き続き頑張ってね？」

sk｢ちぇっ、行っちゃった…照ー？あれ、照は？」

ru｢岩本くんなら外にいると思うから呼んでくるね？」

sk｢あ〜ありがとう！」



ru｢岩本くん…」

iw｢うんどう体調は？へ、この前倒れた！？大丈夫！？そりゃあだって心配するよ？」

電話中？

iw｢じゃあまた今度見舞いに行くから。じゃあね。…はぁー」

電話が終わったらと思ったら急にしゃがみ込んだ

ru｢い、岩本くん？」

iw｢どうした？」

ru｢佐久間くんが呼んでた…」

ru｢わかった」


岩本くんも浮かない顔してたけど…あの電話となにか関係しているのかな…

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