愛情41杯 ページ42
音が出ないようにゆっくりと窓を開けると声が聞こえた
セ「居たｯ、居たぁぁああ」
私が見つかって安心したのか、ぼろぼろと泣き出すセンラさん
ちゃんと、来てくれた……
う「俺らで受け止めるから！！飛び降りてきて！！」
急にそんなことを言い出したうらたさんに思わず固まった。
生憎私の部屋は2階で、案外高いお陰でそんな軽々と2階から飛び降りれるほどの勇気はなかった
でもそれ以外に方法がないから…
『わｯ、ぁ！』
志「ｯ、あぶな、！」
窓枠の高さと机が同じ高さだったから安定してのれたものの、一瞬足を外に滑らせた。
驚きでばくばくと心拍数は高くなって、恐怖感がどった押し寄せてきた
…どうしよう
迷っていると後ろからｶﾞｼｬﾝｯと音が鳴ってドアがあいた。
「A……A…？なにしてるの、早く…こっちにおいで？」
少し乱れた髪や服。慌てた様子で駆け込んできたあいつ。
固まった私を見て下にいた4人は何かに気付いたらしく、静かになった
「ほら、お母さんと一緒に…！！」
『ｯ来ないで、』
じりじりとこっちに近付いてくる。
その時、廊下の方から乱暴に走ってくる音が聞こえて彼方さんが飛び込んできた
彼「居た…ｯ、ﾊｧ、大人しくしろ…！」
「近寄らないで！！私からAを奪い取ろうとしたんでしょう？！汚らわしい！！」
途端にそう叫び出したあいつ。
どの口が汚らわしいだの言ってるんだ、と笑いたかったけど今の私にはそんな余裕はない
彼方さんに続いて入ってきた真冬さんはさっき見せてくれた天使のような笑みとは程遠い、冷たい目であいつのことを睨みつけていた
真「Aちゃんに、近付くな」
「こっちのセリフよ！！私は、何も間違っていないのよ…？そうよね、？A…？これからは、お母さんと一緒でしょ…？」
窓枠に座り込んでいる私を刺激しないようにするためか、さっきからなるべく穏やかに話しかけてくる。
『私は…』
さっき思い切り叩かれた頬を触りながら、静かに、伝えた
『物心ついた時から、お前のこと嫌いだったよ。親じゃない。』
何かが吹っ切れた様な気がした。
そうだ、小さい頃の私は母親が好きだから振り向いて欲しかったんじゃない。"嫌いだったから、私に依存させたんだ"
セ「A！！」
『ｯ、？！』
センラさんが乱暴に駆け込んできて、窓枠に座っている私を抱きしめた勢いでそのまま2人で落ちた。
最後に見えたのはあいつの絶望した表情だった
あぁ、気持ちいい
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2023年2月23日 23時) (
レス) @page44 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - 夢女子S氏さん» わぁぁ、！！！ありがとうございます！！！！ (2021年8月19日 12時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高ですっっ！！ (2021年8月17日 10時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - うささん» はじめましてー！！ありがとうございます！がんばります！！！ (2021年5月28日 23時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - leinさん» 初コメありがとうございますー！！！こたぬきさんを他の皆さんにときめかせることが出来て嬉しいです！！！！めっちゃありがとうございます！！(？)更新がんばります！！！！ (2020年11月8日 14時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとしずく x他1人 | 作成日時：2019年11月25日 19時
