愛情4杯 ページ4
坂「……多分Aちゃんが今まで会ってきた奴はこういうやさしーい愛やったんやろ」
そう言いながら割れ物でも扱う様な手つきで私の頭を撫でてくる。
私は"愛"に対して単純らしくその優しさにぐらっときてしまった
『っや、め』
上手く声がでなくて戸惑ってると頭を撫でていた手が後ろにまわり、もう片方の手が私の腰を引いた。
坂「でも、僕はそんな優しい愛やなくて、甘ったるーい愛が好きやねん。」
勢いで坂田さんの胸元に包まれてしまって逃げられない。
『は、なし…て…』
坂「ふふっさっきの優しさ知っちゃったから拒否できないんやろ?かわええなぁ」
『や、だ……やめ…て』
怖い、やだ
こんな愛知らないもん
皆私のこと優しくハグして優しく声を掛けるだけだったのに
坂「やーだ」
そう言って彼は唇を私の唇に押し付けた
『んんっ!?』
腰は抑えられたままで、ゆっくり頭を撫でられる
『んっ…ん……っうぁ…』
や、ばい…くらくらする
キスなんて、久しぶりで……溺れそう
ずるずると体は下に落ちていくのに
私に触れている手は離してくれない
やめて、やめて…
知らない、しりたくない、
『っ……ぷはっ…なっなにすぅっ!?』
反抗しようと開いた口に舌が入り込んでくる
『っん…ふぁ、あ…』
なにこれ、なにこれなにこれ
きもちわるい、舌が、私の口に、
息苦しくなって肩を叩くと案外あっさり離してくれた
『な、にするの!!!』
坂「あれ、深い方のちゅーは初めてだったん?かぁわいー」
『っばかにしないで!!』
坂「でも嬉しかったんやろ」
『っ……』
嫌だった。嫌だったけど、
"愛"が欲しい私の心はもうドロドロで
坂「えっなんで泣いとん?図星??………じゃあもっかいしたげるわ」
『んっ…ぁ……』
抵抗したくてもできない。
力の差、体格の差
それを理由に私は抵抗しなかった。
でも
志「中で坂田がその子と2人やから気まずいだろうしはやくー」
と玄関のほうから声が聞こえてきた
『っ!!…んんっ!』
こんなとこ見られたら………
押しても押してもびくともしない坂田さん。
まずい、や、やめてもらわないと
『っふ、ぁ………っ』
足音が、近付いてくる
ばれちゃう、やだ、やめて
じわ、と涙が出てくる
ガチャッ
志「あれー、思ったより2人仲良くなってるじゃん!?」
『っは……』
坂「いやぁ、Aちゃんが泣き出しちゃったからガード!」
私は坂田さんに抱き締められていた。
……この人、ヤバイひとだ
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年2月23日 23時) (レス) @page44 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - 夢女子S氏さん» わぁぁ、!!!ありがとうございます!!!! (2021年8月19日 12時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高ですっっ!! (2021年8月17日 10時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - うささん» はじめましてー!!ありがとうございます!がんばります!!! (2021年5月28日 23時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - leinさん» 初コメありがとうございますー!!!こたぬきさんを他の皆さんにときめかせることが出来て嬉しいです!!!!めっちゃありがとうございます!!(?)更新がんばります!!!! (2020年11月8日 14時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひとしずく x他1人 | 作成日時:2019年11月25日 19時