溺れる想い[Fischer's] (ページ23)

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シルクくんは私にペースを合わせてくれて
なんとかシルクくんの家にたどり着いた。

息を整えながら
シルクくんに携帯のことを相談した。

位置情報の発信を止めてくれると

シ「とりあえずみんな起き次第うちに来る様に言っといた。平日だから来れてもダホとマサイモトキ辺りだろうけど。
とりあえず今は少し休め。」

そう言って毛布を一枚渡してくれた。

だがもう怖くはないはずなのにまだ体が震える。

手首の違和感や恐怖心が取れない。

それを見たシルクくんが

シ「ほら、一緒に寝てやるから。」

そう言って隣に来てくれた

一緒に布団に入るとどうしても伝えたかったことをシルクくんに伝えた。

『私…元カレに捕まった時このままでいいかも。って思っちゃったの。でもシルクくんの言ってくれたことを思い出したの。強い意志があればいいって。人に依存する生き方は嫌だったの。それに…みんなともっと笑っていたかった』

それを聞くとシルクくんは優しく抱きしめてきた

『シルク…くん？』

シ「すげぇがんばったじゃん。成長だよそれは。
ほんとはすげぇ怖かったろ？よくやったよAは…だからもっと俺らといろんなことしようぜ。目が覚めたら作戦会議しよう。だから少し休め」

ゆっくりと頭を撫でてくれるのが心地よくて暖かくて私はそのまま眠りに落ちる。

シ「よくがんばったな。おやすみ」