貴方が好きです (ページ3)

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話したいページ3

「んじゃーSHL終わりにします。日直号令お願いします。」

起立、礼。いつもとは少し違う朝の始まり方。
よし。
顔を3回、ぺしぺしと叩いた
告白の言葉は…
実況見てます！！は、なんとなくアウトだよなー。
好きです！は直球過ぎか…
うーむ………

てか考えるよりまず何処で告白するかというかまず本人か確かめたい…
あああああああ分からん！！！！！！！！
それに告白なんぞ初めてだって私！！！！

とりあえず…本人かどうか確かめるために色々話しかけて見るか…

私は先生を探しに教室を出た。
探していると廊下を早足で歩いている先生を見つけた

新しく先生が来るなんて珍しいから人が群がると思ったけど……
周りには誰も居なかった。

やっぱり雰囲気的に話し掛けにくいから…。

今が話しかけられるチャンスだし取り敢えず、、聞くこと…、、

考えている間も歩くスピードの違いで距離が離れていく。
先生はもう職員室の前だ…！！！！
ヤバい！！！！この機会を逃したら話すタイミング無くなる！！！！

私は全速力で走った。

間に合え…間に合え…！！！！

「せ…先生！！！！！！！！」

「ん！？！？」

とても驚いている様子だった。
目後ろから全速力で生徒が走ってくればそりゃ驚くよな…

「はあ…はあ…」

「どうしたんや」

やっと息が整うと私の口は勝手に動いた

「先生！！お昼一緒に食べませんか？」

え。
違う違う！！言い過ぎ！！いきなりこんなんじゃ断られるって！！
私の学校が私立で弁当制で自由な場所で食べられるからって！！
気が早いよ私！！あああもう！！

「ええよ、何処で？」

「え…？」

「場所教えてくれたら行くから」

「あ…えっと…か、カウンセリングルーム…」

「分かった、あ、もう授業行かんと。」

じゃあなと手を振って職員室へ入って行った彼の姿を見て私は唖然としていた。
OK出るとは思わんかった…カウンセリングルーム許可取れるかな…
な…なななな何話せばいいんだ…！！！？！？

色々考える事が多すぎて職員室の廊下に棒立ちしていた。
そこで授業始まりのチャイムが鳴った。

「やばい！！遅れちゃう！！」

私は全速力で教室まで戻るのだった。