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「この館は、ある4人家族が住んでいた。
とても幸せそうな家族だったが、ある日、悲劇が家族を襲った。
その家族の長男が病で倒れたのだ。
治療法はなく、余命は持って1週間。
『どうしてこんなことに・・・』
母親は嘆いた。
そして長男は亡くなった。
苦しみに囚われた遺された家族・・・
そして・・・
母親はなんと、遺った夫、娘と共に心中した・・・
そのため、この館には、今でも残っている。
怒り苦しみ、悲しみや嘆きを抱いた家族4人の魂が・・・
だってさ、これくらいならA、怖くないよねって・・・」
まじで怖すぎて、私は神ちゃんの腕にしがみついた。
それを見たしげはニヤッとして、
「ふはっこいつ、びびってんのとちゃう？w」
なんてひどいことを言ってくる。
「もぉーしげうるさい！！菜奈も変なこと言わないでよ！！」
「ごめんごめん笑」
「しげ、Aのこと泣かせたらしばくからな笑」
「ひぇ〜ジャックナイフ神ちゃんやぁ！」
しげも菜奈も私のことからかって・・・
ほんとひどいわ。
ってか、ストーリだけでこんなに怖いのに、中に入ったら私、きっと倒れちゃう・・・
「なあ！次もグッチョッパーしようや！」
「えぇ？流星くんまじ？」
「うん！まじ！」
お化け屋敷ってさ、吊り橋効果とかはたらきそうじゃん？
できれば菜奈とがいいけど・・・
「「「「「グッチョパーで別れましょ！！」」」」」
グーは流星と神ちゃん、
チョキは菜奈1人、
パーは、
「またしげとぉ？！」
私としげ。
「え？待って私ぼっちでお化け屋敷とか無理だよ？」
菜奈が言った。
お！じゃあ・・・
「じゃあ私と・・・」
「じゃあ菜奈さんは俺と流星と一緒でええ？」
じゃあ菜奈は私とって言おうとしたのに、神ちゃんに被せられた。
なんで〜！！！
そう思って神ちゃんの方を見たら、唇に人差し指立てて、ウインクされた。
しげと2人きりにしてくれたんだろうけど・・・
今はちょっと気まずいなぁ。
なんせ謎の告白受けたばっかりだし。
あれ？
でも、
前はそんなこと思わなかったのに
何でだろう。
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作者名：まるえだまめいんげん | 作成日時：2022年10月4日 16時
