僕の色彩計画 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:648 hit

4. ページ5

⁇「あ！！俺の鮭取んなや！！！！」
rb「元々俺のやつや！！最初に取ったんはお前やろ！！！」
⁇「ゾム、行け！ロボロに食害せえ！！」
zm「いいんか？よし！待て〜ロボロ〜」
rb「俺が何したっちゅうねん！！おい、シッマ！」
kn「俺の鮭…。食べ物の恨みは怖いんじゃあ！」

うるさい…。アリマさんと2人で耳を塞ぐ。そろそろかな。

tn「お前ら、いい加減にせい！！人入ってきてんの分からんのか。」

やっぱり。トントンさんの怒声が響く。まだ騒いでる彼らには、きっと書類倍増の刑が処されるだろう。

『トントンさん、書類ができたので提出したいのですが。』
tn「あぁ、じゃあ鍵渡すわ。返すのは…。午後の会議でいいから。それまでは持っといてくれるか？」
『はい。わかりました。では、失礼しますね。』

ん、と言って席に戻るトントンさん。アリマさんは、総統様に外出届を提出しに行ったみたいだ。食堂を出て待っていよう。

ar「あっ、待っていてくださったんですね！僕はこれから外出するので一度部屋に戻ります。では。」

アリマさんと別れた後、食堂から少し遠いトントンさんの部屋に着いた。借りた鍵でドアを開けると、書類の山が見えた。

『うわ、見てるだけで目が回る。』

机には提出したい書類を置くスペースすらない。少しだけ手伝おうか。
書類の山を手でどかし、目の前の書類を見る。提出期限別、内容別に整頓をするだけでも30分近くかかってしまった。最終チェックはトントンさんしか出来ないから、自分ができるものを探す。ざっと30枚くらいかな。

暫く机に向かっていると、扉が開いた。
tn「誰や。」

低い声で威嚇する彼は、一般兵なら気絶するんじゃないかと思うほどだ。しかし、私の姿を見ると慌て始めた。

tn「なんや、Aか。って、書類やってくれてたんか？やらんでええって言ったやん。」
『はい。しかし、大変かと思ったので…。すみません。』
tn「いや、次から気をつけてくれればええよ。ま、今回はありがとう。」

私は必要最低限の書類仕事しかまわってこない。他の仕事もそうだけど。できれば皆さんの助けになりたいけど仕方ない。役に立たない人材には、仕事をしてもらっても…なんて誰もが思うから。私でも思うし。
よく幹部でいられるなってレベルだ。総統様とみんなに感謝しなきゃ。