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side you
ふと目を開けると見慣れない天井が…なんてことはなく、いつも通りの自室が視界に入る。
『おはよう、私。』
芝居じみた台詞を吐いて朝を迎えた。我ながら変だな、と思いつつ毎朝の習慣になってしまった。
でも、仕方がないだろう。挨拶する相手なんて自分くらいしかいない。どうせ誰も見ていないし、返事が返ってくることもないのだから。
そんなことを考えつつ身支度をする。現在の時刻は午前3時。今から、机上に置かれた書類の山を片すのだ。私は仕事が遅いから、どんどんと溜まってしまう。
『……面倒だ。』
そう言いながら机に向かった。
気がつくと3時間以上経っていた。いつの間に…。集中って怖いな。しかし書類は4分の3ほど終わらせることができた。早起きはなんとやらってやつだな。
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作者名：水琴 | 作成日時：2021年6月11日 17時
