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『あぁー！タカシはマイのこと好きなのに！！』
倉「なんの話だよ」
『ちょ、今いいとこだったのに！』
なんで黙って入ってくるかなー、と愚痴を漏らすもこれが当たり前になってしまってるから困りもの。
そして自分の部屋であるかのように、部屋に置いてあるマッサージマットを運ぶと準備は終わったとでもいうように服を脱いで寝転ぶ。
『まだテレビ見てるんだけど』
倉「見ながらでいいって」
『そういうことじゃないんだってわかってないな〜』
倉「全然わかんねぇ。」
『あと五分だからちょっと大人しくしてて』
五分なら、と諦めたのか起き上がると自分のスマホでゲームをし始めた。
ゲーム始めたら逆に五分なんかじゃ終わらないくせに。
『あぁー…両想いなのに。やっぱいいところで終わっちゃうな〜』
エンディングロールが流れ始めて、次回予告まで見ると次回の放送が気になって仕方ない。
さすがうまいこと作られてるなと感心してしまう。
私の終わったという言葉に反応したのか珍しくすぐにゲームをやめてうつぶせになる洋一。
『すぐゲームやめるなんて珍しー』
倉「今日は疲れたから早く寝たいんだよ」
この青道高校に入学して、少しでも選手たちの役に立ちたいと勉強を始めたマッサージ。
いつからかそれを頼りにしてもらえるようになったけど、最初のころは洋一に練習台になってもらったなとふと思い出す。
今ではすっかり慣れたもので、いつもの手順で段々進めていく。
その途中でふと、洋一にと預かったプレゼントのことを思い出した。
『あ、そういえばさ今日また先輩から洋一にってプレゼント預かったんだけど』
倉「お、まじで？」
『ほんっと私のとこにばっかくるのほんと勘弁してほしいって〜』
倉「ヒャハハ！」
『ちょ、笑い事じゃないし！みんな中学のオラオラヤンキーの洋一知らないからキャーキャー言えるんだよまったく』
倉「お前それしか言わねぇな」
『ん〜私は昔から洋一のこと知ってますっていう自慢？』
倉「ヒャハハ誰にだよ」
『倉持ファンクラブの皆さん』
ハイ終わり！と背中をたたくと、痛ぇと文句を言いながら服を着てる。
その間に片付けをして、倉持君にと預かってしまった綺麗に包装されているプレゼントを渡す。
サンキューと笑顔で言われると、すごく苦しいのにこれは私の特権なのかななんて思ってしまう。
いや、きっと内心思ってる。だからやめられないんだろうな…。
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まうふち(プロフ) - 青道MGから来ました！どっちの作品もすごく面白くて大好きです！更新する予定はもうないですか？あると凄く嬉しいです！ (9月7日 14時) (
レス) @page27 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
なの - すっごく面白いです！ドストライクです。更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2019年2月12日 1時
