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小学生のころから一緒にいて同じ学校に通っているのに、なぜかすごい確率で未だに同じクラスになったことがない。
高校二年生になった今年も例外ではなく、毎年毎年同じクラスになれますようにとひっそり願っている私の願いを神様は聞いてくれない。
それでも今年は唯と幸子の二人と同じクラスなので文句はなし。
同じクラスにならなければそうそう学校で話すこともないはずなのに、どこからどう話が広がっていくのか私と洋一が幼馴染であるということを知っている人が多い。
だから、私に洋一宛ての贈り物だとか、ラブレターだとかを渡してくれという人もちらほら。
部活に向かおうってときなのに、今もまさに目の前に。
「川村さんって倉持君の幼馴染なんだよね！？あ、あのこれ渡してもらえないかな・・・？」
『えっ、でもそういうのってやっぱり自分で渡したほうがいいんじゃ・・・』
「お願い！彼の前に行くとどうしても恥ずかしくて、ダメかな・・・？」
『・・・わかりました。渡しておきますね！』
いつも少し抵抗しようとして一言目には自分でって言いだすんだけど結局断り切れなくて持ち帰ってしまう。
今日は三年生の先輩だったから猶更。
幸子も唯も助けてくれればいいのに、いつものでしょ？とでも言いたげに先に行ってしまった。
洋一の名前を出すだけで頬を赤らめる様子を見てるとあぁ本当に好きなんだなって、嫌でも察してしまう。
『はぁ・・・こんな人の愛がこもったものなんて受け取りたくもないんだけどなー・・・』
亮「ならはっきり自分で渡せって言えばいいんじゃない？」
誰に言うわけでもなく一人ぼそっと預かったものを見ながらつぶやくと、いつの間に見てたのやら後ろには亮さん。
『み、見てたんですか？』
亮「女の修羅場かな〜と思って」
『もー・・・そんなんじゃないですよ』
亮「っていうかほんと、女ってよくわかんないね」
『私もつくづくそう思います！自分で渡してくださいよって感じですほんとに！』
亮「ん？お前もだよ」
『あはは・・・ごもっともです』
ほんと、私もつくづくめんどくさい女だな。
そんなこと自覚してるけどもう治す治せないの次元でもないんだ、多分。
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まうふち(プロフ) - 青道MGから来ました！どっちの作品もすごく面白くて大好きです！更新する予定はもうないですか？あると凄く嬉しいです！ (9月7日 14時) (
レス) @page27 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
なの - すっごく面白いです！ドストライクです。更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2019年2月12日 1時
