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珍しく昔話をしながらのんびり過ごしてると、急にもにょもにょしだした洋一。
『…なに、トイレ？』
倉「ちげぇ！あーいや、なんつうかちょっと聞きてぇことがあってよ。」
『え、なに彼女でもできた？』
お前なんでっ、とか目の前で顔を真っ赤にしている男はバカなんだろうか。いや、自分で言ったくせにちょっとメンタルブレイクされかけてる私もきっとバカだ。
『だっていつも彼女できるたびに報告するときもじもじするじゃん。』
倉「別にもじもじはしてねぇ。いや、お前には一応っつーか…。」
別に、してくれなくてもいいのに。なんて言葉は出かけたところで飲み込んだ。
私に頼ろうとしてる優越感に浸りたくて、なによりこのまま彼女ができたから距離ができるなんて私には耐えられないし。
で？、と話を戻せばやっぱり少し照れ隠ししながらしゃべりだした。
倉「いや、すげぇ勢いで告られて思わずOKしちまったんだけど、なんかどうしていいかわかんねぇというか…。」
『えーそれ私のほうがわかんないと思うけど。あの子でしょ？最近仲いい後輩ちゃん。』
倉「あーそうそいつ。急すぎてどうすりゃいいと思う？」
『どうすればって、別に連絡取りあったり一緒に学校いったり仲良くすればいいじゃん。』
んーまぁ、となんか微妙な顔してるけど、今どういう心境なんだろうか。
どうすればなんていわれても、もはや私がしたいことしか出てこないしなんで本人から傷口に塩を塗られなければならないんだ全く。
『マッサージっていうからやってんのにあんたの恋バナとか１ミリも聞きたくないんだけど。』
倉「はぁ！？お前幼馴染なんだからもっと祝えよ！」
『やですー。』
倉「そうかよ。じゃあ俺もAに彼氏できても聞いてやんねぇぞ。」
『結構結構。洋一なんかに相談する必要ない完璧な人と付き合うから〜。』
倉「はっ、寝言は寝てから言えよ。」
『はぁっ！？そんなこと言うならこうしてやる！！』
倉「ってぇな！！あ、おいやめろ！！」
皮肉を言いながらマッサージを終えると早々に帰っていく洋一。
いつもなら喧嘩になってそうな言い合いすらも喧嘩にならなくて、なんだかんだご機嫌なのが馬鹿みたいに伝わってくる。
毎日浮かれてる様子見なきゃいけないのか想像するだけで憂鬱だ。
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まうふち(プロフ) - 青道MGから来ました！どっちの作品もすごく面白くて大好きです！更新する予定はもうないですか？あると凄く嬉しいです！ (9月7日 14時) (
レス) @page27 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
なの - すっごく面白いです！ドストライクです。更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2019年2月12日 1時
