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『入るよー。」
いつものごとく就寝前のマッサージをしに洋一の部屋へ。
自分の課題だって終わってないっていうのに…。
倉「明日の数学の課題って終わったか?」
『誰かさんのせいでまだ一ミリも手つけてないけど!』
倉「おーおーそれは残念だな。」
『目の前で携帯触りながら寝てるやつのことなんだけどね』
倉「ひでぇやつだなそりゃー…っていてぇなおい!」
『あらーごめんあそばせ。』
んだよそれ、ときつく指圧をかけた腰をさすりながらこっちをにらんでくる元ヤン。
ほんっと昔からにらむときの眼力半端ない。さすが元ヤン。
『ってかあんたこそ課題終わってんの?さっきからスマホばっか触ってるけど』
倉「おー、俺を誰だと思ってんだよ。」
『え?さぼりの倉持。』
倉「言ってろ。」
いつもなら反撃してくるはずなのになんか今日はご機嫌らしい倉持君。
沢「あーーー!!A先輩きてたんすか!俺もマッサージしてくだせぇ!」
『あー、いいよおいで。』
沢村が返ってくるなり大声でマッサージと叫ぶのも日常。
それもいつもなら俺の番やらうるせぇやらで一発言ってるはずなんだけど、今日に限ってはそれもなくすんなり交代してベットに潜ってる。
『…ねぇ沢村。今日の洋一なんかおとなしすぎてちょっと怖くない?』
沢「毎日これなら俺も苦労しないんですけどね!」
『まぁあんたにも原因あるからそれに関してはなんも言えないけど』
沢「あ、なんかでも帰ってきたときやたら機嫌よくて増子先輩が話しかけてたんすけど…。」
『え、なになに!気になる』
沢「いや、俺も直接じゃないっすよ!?なんか一年の女子と連絡先交換したらしくてそれじゃないかなーて感じっすね。」
『ほう…あの洋一が女子から連絡先をききだせたと。』
沢「あ、それが逆らしいんすよ。」
『逆って?』
沢「女の子のほうから倉持先輩に言ったらしいっすよ!」
『ふーん…そんなレアなこともあるんだ』
沢村からのレアな情報に、少しびっくりしてる自分がいてあまり女子を絡むことすらない洋一に女の子からって相当なのでは?なんていろいろ考えてしまう。
もしかすれば金丸の言ってたとおり練習を覗きに来ているこが体育委員の女子で、今日洋一の遅れたいろいろがその子と色々あったからってことで=その子の目的の相手は洋一ってことになるのでは!?
なんかパンクしそう。
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まうふち(プロフ) - 青道MGから来ました!どっちの作品もすごく面白くて大好きです!更新する予定はもうないですか?あると凄く嬉しいです! (9月7日 14時) (レス) @page27 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
なの - すっごく面白いです!ドストライクです。更新頑張って下さい!応援しています! (2019年3月2日 11時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2019年2月12日 1時