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壱佰捌) 襲撃・伍 ページ4

先程まで私と風間が立っていた地面は大きく凹んでいた

風間を咄嗟に庇ったけど、土方さん達は大丈夫かな...

私の後ろにいた土方さんと千鶴、山崎君は
目の前に衝撃があったはず



A「風間大丈夫!?」



風間「あぁ」



私は風間の上に覆い被さるようにして乗っていた

身体の上から退きつつ、怪我をしてないか確認した



風間「それよりもお前...」



私の頬の切り傷に気が付き手を伸ばした



A「こんなの大丈夫だよ、鬼だから」



そう言って私は人差し指で血を拭った

それよりも土方さん達は...



目線を三人に移す

土方は千鶴を胸の中に抱き、守るように背を向けていた
山崎君も無事だ



A「三人とも、大丈夫!?」



土方「あぁ、何とかな」

雪村「これは一体...」

山崎「副長、お怪我は」

土方「大丈夫だ」



原田「おい、大丈夫か!?」

不知火「お前ら!! 一時休戦だ!!!!」


斎藤「やむおえん」

天霧「そちらが引いてくれたことに感謝を」



そして、四人も合流する

さっきの気配はまだ消えてない

ってことはまた来る



??「見つけた」



ゾワッ



いる

後ろに

すぐ後ろの塀の上にいる



A「皆私の後ろに!!」



風間「我らも鬼だ、おまえに守られなくとも自分の身は守れる」

天霧「そうです、今は立場関係なく戦いましょう」



A「だめだよ"これ"は」

A「私じゃないと死んじゃう」



この以上なまでに歪んだ気は厄介なものだ

これに皆を接触させてはいけないと危険信号が出ている



土方「お前一人に戦わせて隠れてろってか??」

土方「そんなん駄目に決まってんだろ!!」



A「お願い、今だけ聞いて」



土方さん達は戦うと言ってくるだろうとは思ったけど、
風間達もそう言ってくるとは予想外だった



??「無駄だよ」



A「!?!?」



声がすぐ後ろにあった

振り返ったが遅い

拳がすぐ目の前にある



風間「おい!!!!」



A「結界!!」



ドゴォォォォォン!!!!!!



そう言ったと同時に体が吹き飛ぶ



A「ゲホッゲホッ」



何とか攻撃を軽減はしたけど威力がとんでもない



雪村「Aちゃん!!」



そうだ、結界は...



みんなの方にチラリと視線を向ける



みんなの上に張られた薄い膜のようなものは
キラキラと輝いていた



よかった
みんなは無事見たい

それにしても...



私は襲ってきた者へ目線を移す



A「あなたは誰??」



そこには漆黒の髪をなびかせる女がいた

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作者名:雪姫華-yukika- | 作成日時:2024年3月17日 19時

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