検索窓
今日:20 hit、昨日:53 hit、合計:3,088 hit

壱佰漆) 任務開始 ページ48

千鶴の様子に総司が口を開く



沖田「まぁ、身の心配はないよ」

沖田「将軍を狙う不届きな輩はそうは居ないから」



藤堂「行ってみるのもいいんじゃねぇの??」



総司と平助の言葉に千鶴は笑顔で頷いた



雪村「はい!! お役に立てることがあるならお手伝いさせて下さい」



そうして、将軍の警護の任には総司と平助以外の参加となった









日が沈みきり、当たりを照らす光が月の光に変わった



土方「A、お前は定位置に居なくていい」



A「それってどういう...」



土方「しょっちゅう屋根の上を飛び回ってるからな」



A「なるほどね」ハハッ



確かにどんな時でも
屋根の上を飛び回るか
地面を駆け抜けるか
だもんね

普通に歩くのは巡察とか散歩の時くらいかも



土方「山崎と行動してくれ」



A「了解です」

A「よろしくね、山崎くん」



山崎「あぁ、よろしく頼む」



山崎くんは監察方いわゆる忍びとして動いている人物だ

痩せ型の体型に軽い身のこなしは忍びに向いている


普段から私と似たような行動をしている彼とは
上手く動けそうだ



土方「千鶴、お前は伝令係として隊士や幹部達を回って情報を伝えてくれ」



雪村「はい!!」



A「そしたら行こっか」



私は山崎くんに声をかけて屋根の上に飛び乗った

山崎くんも私の後に続いて屋根の上に来る



山崎「二人で行動するよりも、反対をそれぞれが監視した方がいいだろう」



A「そうだね、意外にも広いから」



将軍が上洛とか聞いたから
とんでもない大きさの建物想像したけど
想像していたほどでは無かった



山崎「意外と言うよりも、十分広いと思うが...」ボソッ



A「ん??何か言った??」



山崎「何でもない」

山崎「じゃあ、そちらは頼んだ」



絶対に何か言ったと思うけど...

とりあえず私も任務遂行しないとね

私は山崎くんを見届けたあと
少し考え込む

...地形がいまいち分からない



A「じゃあ....」



そう言って私は脚に力を込める



ビュンッ



そして地面を思いっきり蹴り宙へと舞う



A「おぉ、こんな風になってるのね」



きっとこれは私にしか出来ない芸当

脚で歩くよりも、上から見た方が早いもんね



A「私はここよりもこっち側担当だから...」

A「あそこら辺かな」



ちょうど私の担当した区域の真ん中に高い塀がある

あそこで待機していれば、
どの方角へも遅れることなく動けるだろう

壱佰捌) 襲撃・壱→←壱佰陸) 確定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 沖田総司 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪姫華-yukika- | 作成日時:2024年2月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。