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壱佰陸) 確定 ページ47

土方「総司は風邪気味みてぇだからな」



近藤「ん、そうなのか??総司」

近藤「大丈夫か」



沖田「自分では別に問題ないと思うんですけどね」

沖田「土方さんは大袈裟だから」



総司は明らかに拗ねたように顔を背けた

まぁ、
禁門の変に続いて今回も外されることになるし
総司が拗ねるのは無理もない



土方「問題ないじゃねぇよ、さっきも咳してただろうが」



沖田「やれやれ、土方さんは過保護過ぎるんですよ」



確かに土方さんは過保護なことも多いけど、
今回の警護から総司を外すことは私も賛成だ

さっきの巡察の様子じゃ無理しない方がいいし



スッ



その時、平助が静かに手を挙げた



近藤「どうした、平助」



藤堂「近藤さん、実は俺もちょっと調子が...」



近藤「なんだ、平助も風邪か??」

近藤「折角の晴れ舞台、全員揃って将軍様をお迎えしたかったのに」



藤堂「あぁ、すんません...」



平助、昼の巡察の時もだけどなんか様子がおかしい

なんか心ここに在らずというか、
何か考え事をしているみたいな感じ

それは隊士達の募集から帰ってきてたからずっとだ


幹部が二人欠けるとなると、
やっぱり戦力としては思わしくない



そうなれば戦力となる者は参加必須だろう



もし、行くことになったとしたら
警護を終えた後に
お千のところに行けばいいか...

そう考えていると



スッ



いつの間にか土方さんが私と千鶴の前に立っていた



土方「お前はどうするんだ」



雪村「はい??」



土方「呆けてんじゃねぇよ、警護に参加するのかって聞いてるんだ」



A「え、ちょっと待ってよ」

A「私は行くの決定なの??」



土方「当たりめぇだろ、ただでさえ幹部が二人も居ねぇんだ」

土方「お前は行くに決まってんだろ」

土方「それに、一番組副組長になったみてぇだしな」



あぁ、そうだった

私副組長になったんだった


幹部が全員行こうが二人欠けようが、
副組長になったという時点で参加することは確定だ



A「あはは...そうですよねぇ」



雪村「わ、私は...」



千鶴は近藤さんに目線を送った



近藤「無論、構わないとも」

近藤「雪村くんも今や新選組の一員と言っても過言では無い」

近藤「良かったら、是非参加してくれ」



雪村「でも...」



千鶴は口篭る

その表情には
「私が行っても良いのか」
と迷いがあった

壱佰漆) 任務開始→←壱佰伍) 警護の任



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作者名:雪姫華-yukika- | 作成日時:2024年2月21日 13時

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