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壱佰伍) 警護の任 ページ46

沖田「全く、本当に君って勝手だよね」



皆に合流するや否や、総司がすぐに口を開く



A「ごめんごめん」ハハッ



藤堂「何してきたんだ??」



A「彼女、前に会ったことあるような気がしてね」



沖田「ふーん」



A「そ、それよりも早く屯所に帰らないと!!」

A「近藤さんが話があるって言ってたよね」



総司の探るような視線に慌てて話題をそらした



雪村「そうなんですか??」



A「何か大事な話って言ってたけど...」



沖田「きっと、将軍上洛と何か関係があるんじゃないかな」

沖田「今の時期に大事な話ってなるとそれしか思いつかないけど」



A「なるほどね」

A「つまり、将軍の警護とかってことね」



新選組総出で行くなら私は抜けさせてもらっても良さそうかな

お千のところにはなるべく早く行かないといけないし...

でも、総司の体調考えたら土方さんは行かせなさそうなんだよなぁ

そうなったら行かないとまずいのかな..??









〜大広間〜


大広間には新選組達が集まっていた



近藤「皆も十四代将軍、徳川家茂公が上洛されるという話は聞き及んでいると思う」

近藤「その上洛に伴い二条城に入られるまで、新選組総力をもって警護の任にあたるべしとの要請を受けた」



隊士達「おぉ!!!!」



総司の言った通り

将軍様の警護の要請が来たのね



土方「池田屋や禁門の変の件を見て、さすがのお偉方も俺らの働きを認めざるおえなかったんだろうよ」



沖田「警護中は僕らの刀に国の行く末がかかってる」

沖田「なんてね」



伊東「上洛の警護とはまた、もしも山南さんが生きていれば」

伊東「本当に惜しい人を亡くしましたねぇ」



近藤「ご、ごほん」



近藤さんは分かりやすく咳払いをする

まぁ、本当のところ山南さんは普通に生きているし

色んな意味で、伊東の言葉に簡単に頷くことは出来ないのだろう



近藤「ともあれ、今後は忙しくなる」

近藤「まずは隊士の編成を考えねばなるまいな」



近藤さんの言葉に土方さんは頷いた



近藤「俺と歳、総司..」



近藤さんがそこまで言いかけた時、土方さんも口を開く



土方「あ、悪い」

土方「近藤さん、総司は今回外してやってくれないか」



やっぱり

土方さんも総司の体調不良に気がついていた

確かにしゃがみ込む程咳き込んでるようじゃ
総司の為にも休養をとらせた方がいいだろう


つまり

本当に私は行かないといけなくなったのでは...??

壱佰陸) 確定→←壱佰肆) 上出来



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作者名:雪姫華-yukika- | 作成日時:2024年2月21日 13時

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