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参拾捌) 池田屋事件・漆 ページ8

雪村「沖田さん!!」

A「総司!!」



千鶴は沖田に駆け寄り、
Aは二人の前に立つ



A「一度ならず二度までも...!!」



風間「お前もそいつの仲間か??」



風間は千鶴に視線を向けた



風間「邪魔立てする気ならお前も斬る」



そう言い刀を向けた



A「千鶴に少しでも傷つけたら許さない」



風間「愚かな」

風間「足でまといを二人も抱えて戦うなど」



沖田「僕は、足でまといなんかじゃないっ...!!」

沖田「相手は僕だろ!!」



雪村「無理です!! 血を吐いてるのに!!」



沖田は息を切らし、口元から血を流しながら立ち上がる

それを千鶴が止めていた



A「二人は足でまといなんかじゃない!!」



フッ



風間は笑うと刀を鞘へと戻した



A「なんのつもり??」

A「私に傷一つ着けられてないけど」



風間「お前達が踏み込んできた時点で俺の務めも終わっている」



雪村(音が止んでる...終わったの??)



風間は窓へ向かって歩く



沖田「待て!!」



沖田は追いかけるが床へと倒れてしまう



沖田「クソっ....僕はまだ戦える....」



そう言って、気を失ってしまった

風間はその様子を見て笑うと窓から飛び降り姿を消した



A「クソっ!! 」




Aはそう言い壁へと拳をぶつける

その時、視界の端に誰かが映る



A「平助!?!?!?」




そこには額から血を流す藤堂が横たわっていた



A「千鶴は総司をお願い!!」



Aはそう言うと藤堂の元へと駆け寄る



A「平助?? ....平助!!!!」




呼び掛けに眉をひそめる程度であった

Aは急いで助けを呼びに一階へと立ち上がった


その瞬間




ドスッ



A「うっ...」



背中に鋭い痛みが走る



??「久しぶり」



A「!?」



振り返るとそこには黒蓮がいた



黒蓮「やっほ〜 また来ちゃった」ニコッ




A「黒蓮....」



黒蓮「せっかく遊ぼうと思って来たのにほかの奴がいて手が出せなかったよ〜」

黒蓮「そいつ、死んだの??」



黒蓮は藤堂を指さした



A「そんな訳ないでしょ」



黒蓮「なんか苦しそうだし僕がトドメ刺してあげよっか」



A「ふざけないで!!!! 」



Aはそう言うと藤堂の前へ立つ




雪村「Aちゃん...??」




A「っ!!」ハッ

A「千鶴!! 来ちゃダメ!!」



しかし時すでに遅く、千鶴は部屋へと足を踏み入れていた
そして千鶴の後から原田も姿を見せた

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作者名:雪姫華-yukika- | 作成日時:2024年2月6日 15時

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