37.おはようと朝食 ページ7
.
.
「ふう・・・こんなもんかな・・・」
オーラルハウスでお世話になることが決まり、私は早速部屋の掃除をしていた。
男ばかりで4人もいるとなれば、散らかるのも無理ない。
「おはよ〜・・・掃除してくれたん?ありがとうなぁ」
「あ、おはようございます拓也さん。とりあえず綺麗になりましたよ。」
眠そうに目をこすりながら、拓也さんがダイニングテーブルに座る。
私は作っておいた朝食を人数分盛り付ける。
「・・・すっご・・・朝ごはんまでこんな・・・」
「お口に合うかは分かりませんけどね。」
「・・・・・・ムグ・・・おいしい!めっちゃおいしい!」
こんな感じのやり取りを、未来で拓也さんとした事を思い出す。
拓也さん・・・ちゃんとご飯食べてるかな・・・
ほかのメンバーも起床し、わらわらとテーブルに座る。
あきらさんは朝にもかかわらず、いつものテンションで朝食を美味しそうに頬張っている。
しげさんとまさやさんは、眠そうな表情をしつつも、きちんと手を合わせてから朝食を口に運んでいる。
「こんなすごいことが起きるなんてなあ…」
「ん?なんか言った?」
「あ、いえなんでもないです!」
.
.
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - pさんありがとうございます!時間が少し取れるようになってきたので、またゆるゆると更新していきます! (2021年1月26日 20時) (レス) id: 71c19dbaab (このIDを非表示/違反報告)
p(プロフ) - 更新ありがとうございます! 続きがとても楽しみです(≧∀≦) (2021年1月24日 12時) (レス) id: 7148025d73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆき | 作成日時:2020年9月7日 2時