魔法の花【ツイステ】 (ページ15)

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Story15 ページ15

ヴィトside

ユウ「実は……」

～回想～

ユウside

＿＿＿＿＿＿＿＿＿メインストリート

無事にトレイ先輩に頼まれた購買部への買い出しは終わらせることができたんだけど…

デュ「『(ど、どうしよぉ……)』」

歩いていたら、角から出てきた、お昼の時に卵の件で一悶着あったハーツラビュル寮生の先輩とデュースがぶつかって、卵が6パックまるまる潰れてしまった。
卵に恨みでもあるのかよ…と、思わず思ってしまう。

デュ「角から飛びだしてきたのは先輩たちじゃないですか。昼休みだって、卵が食べられなくなったわけでもねぇのにイチャモンつけてきて……こっちは今、卵1パック全滅したんですけど？？」

『デュース、もう大丈夫だから、早く行こう？？ね？』

「んだと？！俺たちのせいだっていいてぇのか？？」

デュ「はい。卵、弁償してください。あと、鶏に謝ってください。」

「はぁ～？？卵如きで大袈裟な。」

デュ「………あ？」

私達の周りを不穏な空気が漂う。

「まだ地面についてないから食えんだろ？細かい事でぐちゃぐちゃいうなよ。」

「割る手間が省けてよかったじゃん。」

アッハッハッハ！！と先輩達が高笑いをする。

デュ「………ってんじゃねぇ」

「は？」

『デュ、デュース……？？？』

私がデュースの怒りを鎮めようと肩に触ろうとした瞬間………………

デュース「笑ってんじゃねぇっつってんだよ！！！！アァ！？」

『ヒッ…！！』

デュ「“ごとき”かどうかはお前らが決める事じゃねぇ！！この卵はなァ、ヒヨコになれない代わりに美味いタルトになる予定だったんだぞ！！わかってんのか、えぇ！？？」

え……？？

「ヒッ！き、急になんだコイツ！？」

デュ「卵6個分。弁償しネェっつーなら6発テメェをぶっ飛ばす！！」

ハァ！？

「エッ、ハァ！？！？」

デュ「歯ぁ食いしばれやゴラァ！！！！」

目の前のデュースが先輩達を殴り始める。

「こ、コイツ、なんてマッドな野郎だ！！6発どころじゃねーじゃねーか！！」

「ヤベェ！！逃げろ！！鶏さんごめんなさーい！！！！！」

デュ「今度卵食うときは100回謝ってから食えダァホが！！！！」