両極端すぎる ページ2
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七「一日に一回は好きって言いたい！」
『一生に一回で勘弁して。』
七「一生に一回なら言っていいの！？」
『時と相手を選べって言ってるんだよおバカ。』
あの衝撃的な出会いももう半年前。男達に囲まれて血迷った結果の告白だと思っていた時期がもはや懐かしい。
見ての通り、半年経ってこのザマである。熱は冷めるどころか日に日に増していって、今ではすっかり私も彼の扱いに慣れてしまった。
……良くないな。
私の中の「好き」の価値がどんどん下がっていってる気がする。
いざ本命に告白する時された時、(ああこれ何回も言われたわぁ)と思ってしまわないかが不安だ。
『七瀬くん、やっぱりさ』
七「陸って呼んでよってずっと言ってるのに…」
『本気で時と相手選んだ方がいいと思うの。』
七「スルースキルが天にぃより高くなってる！！」
『一々反応してたら疲れるんだよ察してよそろそろまじで顔に穴開けるぞ。』
七「Aってたまにすんごく猟奇的になるよね。」
読んでる本の影響だろう。致し方ない。
『とにかく、挨拶みたいなノリで好きなんて言っちゃいけないよ。ファンに勘違いする人が出てくるかもしれないんだから。』
七「むぅ、もしかしてオレのこと本気で考えてない？」
『何その顔かわいい。』
七「かわいい禁止！！」
いけないいけない、説教するつもりだったのに。
ぷくっと膨らませた頬が女の子顔負けレベルにツヤツヤで、思わず思ったことを口にしてしまった。
『ね、ほら、軽々しくかわいいって言われたら七瀬くんもやでしょ。』
七「………」
私がそう言うと彼は少し目を見開いて、すぐ悲しそうな顔をする。
…彼は、気づいてないのか。本当にタチが悪い。
七「…やなの？」
『え？』
七「オレがAに好きって言うの、Aやだったの？」
『……』
私は、その顔に滅法弱いのだ。
『…私の言い方が悪かった、ごめん。』
七「やじゃない？」
『…う"、おおぉ…』
急募 : この場合の最適な返答
万「Aちゃん、いるー？」
『はいただいま。』
七「あーっまた逃げた！Aの意地悪！」
積極的すぎる彼から逃れるのはどんどん至難になっていく。
入社半年目にして、早くも心が折れそうだ。
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天ヶ瀬(プロフ) - 更新お疲れ様です‼️この小説ほんとに大好きですみんな解像度高くて解釈一致すぎます大好きです、、、😭😭更新きた瞬間飛び跳ねましたこれからも応援してます頑張ってください‼️‼️ (1月9日 21時) (
レス) @page17 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
名無し47300号(プロフ) - 更新ありがとうございます😭 (10月30日 12時) (レス) id: bb80c8ded9 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - ふははははははは！！！今までの元カレが塵のようだ！！！！！三月結婚しようか。あ、りっくん目があったね？逃がしませんよﾌﾌﾌﾌﾌこんな素晴らしい話を読んでりっくんに浮気とかしないわけないじゃないですかﾐﾂｶﾝ (9月27日 12時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななは(プロフ) - くっっっっっっ......好きです......ありがとうございます...応援してます!!!!!! (8月29日 0時) (レス) @page10 id: 8319d77ff3 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 初めまして!妹の特権シリーズ読んでからファンです!このお話も好きです(*´ω`*) (8月14日 3時) (レス) @page8 id: d3cdc3cfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年8月5日 10時
