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……いや、うん。そう、気がしただけなんだよね。
巳「誰が優しいですって？」
『ｴ』
巳「あなたまさか、私に黙って勝手にバイトに行ったことを許されたおつもりで？」
ひえっ、と情けない声が出た。
やっべぇそうだった！巳波まだ怒ってる！！
『う……ぉ、お仕置き…？くすぐりの刑！？』
巳「いつの話をしてるんですか。」
亥「(やってたんだ…)」
虎「(棗家のお仕置き可愛いな…)」
狗「(オレも昔弟とやってたなー…！)」
目の前にいる氷河期みたいな笑顔を浮かべた巳波の後ろになんか知らないけど和んでほわほわしている3人がいて、もうなんか温度差で風邪引きそう。
巳「仕事、探してるんでしょう？あとそうだ…可愛いお洋服が着たいんでしたっけ。」
『みっ…、巳波さんあの』
巳「言ってましたよね？」
『言いました…』
制服可愛いところで働きたいーってな。なんにせよあの頃の私、馬鹿野郎。
後悔しても、しなくても、答えは同じ。
こうなった巳波から逃げ出すのは、不可能である。
・
＿＿＿＿＿かくして。
「あんた棗巳波の妹だったの？」
『そうなるよねぇ……』
巳波に(無理矢理)斡旋された仕事＿＿＿雑誌撮影を経て、私の周りの環境はかなり変わった。
大学に来たらチラチラ見られたし、普通に話しかけてくれてた友達もちょっとだけしどろもどろになってしまって。
結局残ったのは、腐女子兼絵師仲間のこの子だけ。
「マジびびったわ、棗巳波の誕生日だーと思って6月号手に取ったら見覚えのある女と写ってるしそいつ双子の妹とか言ってるし。」
『そもそもあなたが棗巳波好きって知らなかったんだが…』
「私の描く攻めキャラ大体あの人モデルだよ。」
『それは知りたくなかったかも。』
確かにそういや苗字一緒だねーと爪を弄りながらぼやく彼女の隣はとても居心地がいい。
いきなり公になってしまった双子ニュースを知っても、私と変わらず接してくれるから。
「今後そっち界隈の仕事増えてく感じ？」
『んー…お話来ればって感じ…
そもそも私選べる立場じゃないし、そんな来ないと思』
＿＿ﾋﾟｺﾝｯ
『エスパーかよ…』
「うっわぁマジで棗巳波からラビチャ来る世界線！ねぇこの画面スクショして私に頂戴！？」
『悪用すんなよー。』
「くれるんだ。」
棗A、19歳。
ここ最近、芸能界との繋がりが強くなってきていて、震えております。
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なつめみく - わあああ凄いです！ﾐﾅﾐﾁｬｧﾝ大好きなんで助かります、！！にしても文かくの上手すぎてめちゃめちゃ読みいってた、！！ (9月30日 22時) (
レス) @page46 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 完結おめでとうございます できればですがユキくんの妹の特権を書いて欲しいです お体に気をつけてくださいね (8月3日 1時) (レス) @page46 id: 8a945fb4c9 (このIDを非表示/違反報告)
koguma62(プロフ) - 完結おめでとうございます！巳波の続編読みたいです！最近熱中症で倒れる方多いので天野さんも体調に気を付けてくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)” (8月3日 0時) (レス) @page47 id: eb36b314f5 (このIDを非表示/違反報告)
ななは(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎日にやけながら読んでました。作者の部屋を見たのですが、陸くんの小説が見たすぎます...天野さんの物語の雰囲気というか語彙とかお話の進め方がすごく好みなので..とっっても書いて欲しいです...これからも応援してます！！ (8月2日 19時) (レス) @page46 id: 8319d77ff3 (このIDを非表示/違反報告)
富田菫(プロフ) - 今回の話も最高でした！続編ぜひ見たいです(*^^*) (8月2日 8時) (レス) id: cd0b8d30c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月21日 13時
