酒は飲んでも ページ9
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激しい咳き込みで、近くにいた人全員の視線が私に集まった。
『うっ…ぇ"っ、ほ…！なにこれぇっ…』
麦茶だと思って勢いよく喉に流し込んだ液体のせいだろうか、ぐわんぐわんと視界が揺れる。
癖の強い香りが脳を刺激して、ついには立っていられなくなった。
狗「っおい、大丈夫か！？」
咄嗟に抱き抱えてくれたトウマさんにはとても申し訳ないんだけど、今お腹圧迫されたら吐く…！
支えてもらいながら地面に座り込むと、すぐ周りにŹOOĻの皆さんが集まってくれた。
亥「え、ど、どうしたの…？これ…」
巳「！待って亥清さん、それお酒です。」
亥「え！？」
虎「この匂いは…テキーラだな。」
その言葉に、部屋中の人達がざわめき出す。
八「おい、大丈夫かよ！？」
十「急性アルコール中毒ではなさそうだね…一旦お水飲んで楽な体制になろうか。」
続いて介抱に来てくださったTRIGGERのお兄様方。
天にぃはどこにいるのかって？アイナナのみんなと一緒に買い出しだよ。
元々今日はいつもの如くプチ打ち上げみたいな感じで、4グループで飲み会の予定だった。
準備をしている途中喉が渇いて、その辺にあった麦茶(だと思っていたもの)を一気飲みしてこういうことになっている。
……やっべ、私が100悪いじゃん。
これはさぞ天にぃに怒られることだろう。
十「ちょっと早いけど、あの人たち呼ぶ？」
八「そうだな。酒にも慣れしてるだろうし…連絡しておく。」
あの人たちって誰だろう、なんてぼんやり考えながら、お水を受け取ってちびちび飲む。
ŹOOĻの皆様はすぐ横になれるようにとクッションや毛布を持ってきてくれたり、薬を用意してくれたりしている。申し訳ないです。
八「もう下着いてるってよ！迎え行ってくる。」
十「ありがとう楽！
Aちゃん、薬飲める？」
『はぃ…すみません…』
龍さんの包容力えぐいな、心なしか気分ちょっと爽やかだもん…
薬を飲ませてもらってソファで横になっていると、勢いよくドアが開いて見覚えのある顔が2つ覗いた。
百「やっほー！なんか緊急事態なんっだって？
未成年でお酒に呑まれちゃった悪い子ちゃんはどこかにゃ〜？」
『ああぁりばれ先輩…』
千「これはまた、可愛らしい犯罪者さんだね。」
なるほど、たしかに彼らは大ベテランだ。心強い。
…なんだけど、泡盛と大吟醸持ちながら私の前に立たれても酔い潰される気しかしないんですが。
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
