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無事お兄ちゃんと紡ちゃんと合流し、綿あめを食べながら花火を見た。
浴衣のキツさにもだいぶ慣れてきたなーなんて思いながら、一緒に帰路に着く。
七「そう言えばA、なんで急に髪伸ばそうと思ったの？」
『んー？あぁ…』
九「いきなり色を変えたのもびっくりした。地毛気に入ってたんでしょ？」
『色を変えたのはほんとに成り行き。エクステの見本がこの色で可愛かったから合わせただけ。
ブリーチしてないからじきに戻るよ〜。』
確かに、陸にぃと天にぃの髪色を合わせたようなあのピンク色の髪は好きだったけど。
『…どうなるかなー、って。』
七「？」
もっともっとしょうもない理由だって言ったら、2人は笑うかな？
『ねえ、お世辞抜きで前のとどっちが可愛い？』
九「前。」
まさかの即答。
『あんなに張り切って髪結ってくれたのに？』
九「そもそも素材がいいからどんな髪になっても似合ってるのは前提条件として。
前の方が『ボクらの妹』って感じがするから前のがいい。」
珍しく饒舌で素直な天にぃに、思わず吹き出した。
九「とは言っても、長いのも見てみたかったし。
また結ってあげるよ。」
『やった、可愛くしてね。』
九「誰に向かって言ってるの。」
見たかお前ら、これがうちの長男なんだぜ。
『陸にぃは？』
七「オレはどっちも！定期的に色んなイメチェンしてほしい！」
『欲張りだな〜。』
七「だって絶対全部可愛いんだもん。また一緒にダンスしよ！」
見たかお前ら、これがうちの次男なんだぜ。
『んふふ、やっぱり染めてみてよかったぁ。』
「「？」」
『ごめんね、ほんとはいつもと違う可愛がられ方を体験してみたかっただけなの。』
結果ゲロ甘なほど愛されたので大満足である。また是非イメチェンしてみよう。
九「はぁ…？どんなわがままなの、可愛すぎでしょ…」
『天にぃ漏れてる、心の声ダダ漏れてる。』
九「心の声じゃないから。」
『そんな怖い顔で言う台詞じゃないと思う。』
七「Aがデレた…！」
『やめてよツンデレみたいに言うの。』
七「えっ、違うの？」
『えっ？』
(…仲良いねぇ。)
(そうですね。)
(和むねぇ。)
(……そうですね、)
(あれ、小鳥遊さん鼻血出てる！？夏バテ！？)
(すみません、持病なのでお気になさらず…)
※紡ちゃんは七瀬3つ子の隠れセコムです
・
終わり
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
