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キャッキャと勝手に盛り上がって、目の前に男がいることを忘れてしまっていた。
案の定片方の男の顔には青筋が浮かんでおり……
「あ、やば、怒っちゃった…」
「急所蹴っとく…？」
怯えてるのか勇敢なのか。
『……急所より足潰した方がいいと思う。』
私も人のこと言えないけど。
「そんなことしたら浴衣崩れちゃうよ？せっかく可愛いのに…、」
『……ん？』
謎に聞き覚えのある声がして横を向くと＿＿＿＿＿、
「っ！？つ、十龍之介…！！」
「うわぁ本物！？」
「え、Aちゃん呼びました…！？」
『呼んでない呼んでない！』
本当に呼んでない。なぜ…
と思った瞬間答えにたどり着いた。そう言えばTRIGGERで見に行くみたいなこと天にぃが言ってたな。
ぼけーっと彼を見つめていると、その背の高さと威圧で怯んだのか男たちはいつの間にか消えてしまっていた。
こればっかりは少し同情しよう。ナンパのつもりで声をかけた女の子たちにどキツイ言葉遣いで罵られた挙句その後ろ盾にアイドルがいましたなんて予想もしていなかっただろうから。
十「突然ごめんね、只事じゃないなと思って…」
「いえいえ…ありがとうございます…！」
「かっ…こいいんだけどやば〜！」
「背ぇ高…顔良…」
「十龍之介に助けられるとか前世の私世界でも救った…？」
何人か壊れかけている子もいるが、まあ荒事も起こらず解決してよかった。
『龍さん、ありがとうございました。』
十「ううん…ってああそうだ！Aちゃん、天が呼んでたよ。」
『え、て……九条さんが？』
「(芸能界の内輪会話レアすぎでは…？)」
「(Aちゃん、龍さん呼びなんだ…)」
「(夏祭りで天くんに呼び出されるAちゃん羨ましすぎる…)」
「(この2人の身長差、すっごくいい…！)」
十「うん、綿あめ買っておいたから食べようって。」
『あぁ〜！』
十「約束してたの？」
『はい、元々陸にぃと食べたいねって話してて…ほら、陸にぃ九条さんと仲良いから、誘っておいてくれって言われたんです。』
十「あ、だから陸くんもいたのか！
あっちのお店の方に、そっちのマネージャーさんも一緒に待ってるよ。一緒に行こうか。」
『はーい！』
ギャルたちに改めてお礼と別れを告げて、私たちはその場から離れた。
(18歳組の約束事可愛すぎｨ…)
(この感動をRabbiterで呟きたい…！)
(耐えろ！私たちだけでなんとか消化するんだ！)
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
