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翌日、私は紡ちゃんと花火大会に行く予定があったので、ウキウキで準備していた。
＿＿＿＿＿つもりだったんだけど。
紡「すみません、こればっかりは…！」
九「君がAの数少ない女友達の一人であることは認めているけど、だからってボクも譲れない。」
『あの〜私早く浴衣着たいんだけど、』
「「ちょっと待って！」」
『……』
なぜ今、私はドレッサーの前で天にぃと紡ちゃんに挟まれているのか。
いや百歩譲って紡ちゃんは今日デートのお相手だからいいけど、問題は天にぃだよ。なぜ何のアポも無しに寮に来たんだ天にぃ。事情を説明してくれ天にぃ。
紡「長い髪なら、私の方が扱い慣れてます！文句なしの可愛い出来にしますから…！」
九「こうなるのを何年待ったと思ってる？軽く10年は待ってるよ、この子いつも面倒くさがって伸ばさないから。」
紡「それはわかりますけどでもっ……今日のAちゃんは私とデートするんです、今日だけは私が独り占めしたいんです…っ！」
『つ、つむぎちゃあぁん』
嫌だわ、紡ちゃんなんかすごい可愛いこと言ってくれちゃってる。
説明が遅くなったけど、今日紡ちゃん(+寮のみんな)と花火大会に行くにつれて、どちらが私の髪を結うかで2人は揉めていたらしい。紡ちゃん天にぃのファンでもあるのによく勇気出して言ってくれたね、私も紡ちゃんが大好きだよ。
2人で愛の抱擁を交わしていると、後ろから小さく息を吐く音が聞こえた。
九「じゃあわかった、こうしよう。」
紡「…？」
九「どんな髪にするかは君が考えていい。ただ結うのはボクだ。君の望む最高の出来にしてあげる。」
『…紡ちゃんの案で天にぃがやってくれるってこと？』
九「本当は1からやってあげたいけど、今日だけね。
それで文句は無い？わかったら霧吹きとアイロン用意して。」
紡「あ、は、はいっ…！」
トテトテ走っていった紡ちゃんのあとを追いかけて、私も準備を手伝う。
紡「…天くん、かっこいいね…！」
『やめときなよあんなシスコン。』
アイドルの兄に溺愛されるって楽じゃないんだから(自負)
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
