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＿＿ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
百「っあぁ〜いいとこだったのに！」
千「君のお兄さん達ってFBIか何かなの？優秀すぎるでしょ。」
唐突に鳴り響いたチャイムに唖然としていると、2人が玄関へ向かって入れ違いに別の2人が入ってきた。
九「…やっぱり、ここにいた。」
七「え、な、泣いてる！？Re:valeさん、Aのこと泣かせました！？」
百「……泣かせたつもりはないけど…」
千「モモが泣かせた。」
百「息をするように擦り付けるのやめてってば！」
千「この子たち可愛い顔しておっかないから…」
さっきまであれほど圧をかけてきたRe:valeさんが、情けないほど小さくなっていて。
どこまでも大きくて安心できる暖かい壁が、守るように私を挟んだ。
七「もうA、悩んでたなら回りくどいことしないでちゃんと言ってよ〜。」
九「ちょっとずつ言えるようになってもまだまだだね。ほら涙拭いて。」
未だにぼんやりと呆気にとられたままハンカチを受け取ると、両サイドから撫で撫で攻撃がくる。
されるがままにそれを受けつつ、バックの中に入っていたノートとペンを取り出した。
七「……？」
『やめないで、陸にぃ。』
今、何か、掠る程度に掴めた気がしている。
なんでもいい、手がかりでいいから今、考えないと…！
九「今なら無料でハグも付くよ。」
『所望。』
九「はいはい。」
我儘なお嬢様なんだから、と軽く笑った声を合図に、体が包まれる。
＿＿＿＿＿そうだよ、怖がる必要なんてない。
あの2人を好きになることを、躊躇う必要なんてない。
だって私には、そんな2人よりもよっぽどおっかなくて、彼氏を作ることさえ許してくれない過保護の最骨頂みたいなお兄ちゃん達がついてるんだから。
最初から目移りなんて、できるわけないんだから。
無我夢中でペンを走らせる私の顔には、笑顔が浮かんでいたらしい。
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
