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天にぃからもらった舞台美術の知識(by九条)や、寮のみんなを観察したりなんだりして、ようやく、なんとか案を纏めた。
……が。
「うーん…」
『……どう、ですか。』
「いや…案としては凄くいいし、現実的に再現可能なんだけれどもね、」
＿＿＿＿＿ただ1つダメ出しするなら、これはRe:valeの舞台ではないかな。
「どちらかというと、それこそ七瀬さんが所属しているIDOLiSH7のステージっぽいデザインだし…」
『……っ』
鉛が心臓に詰まったみたいに、息ができなくなる。
『…ごめんなさい、せっかく期限伸ばしてくれたのに、』
「いや、大丈夫だよ。君が負けず嫌いなのは知っているし、きっとRe:valeの舞台を完成させてくれることを期待して厳しく言わせてもらってるから。
この案でいってもいいけど、君自身が納得できないならもう少し考えてほしいな。」
『はい…ありがとうございます。』
結論から言おう。泣いた。
自分が馬鹿だと思った。アイナナのみんなを観察することで案を考えるなんてことをしたせいでアイナナにぴったりな舞台案ができただなんて、本末転倒じゃないか。
もっとよく考えれば、もっと早く動いていればと、止まらない後悔が押し寄せてくる。
『はぁあ〜……』
情けない声を出しながら、スタジオ近くの公園のベンチに寝転がる。みっともないけど、今は暗いし、人もいないし、許してほしい。
そんなことを考えながら涙が乾いた目元を擦っていると、近くに車が止まった音がした。
…やべ、起きよう。あらぬ誤解を受ける気が……
「迷子の迷子の子猫ちゃん、そんなところで寝てたら危ないよ。」
「怖〜い人に攫われちゃうかも！オレたちみたいなね！」
星空だけが映っていた視界に、会いたかった2つの顔が覗いた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【プチお知らせ】
このシリーズ、新しい人バージョンをまた近々作ろうと思います
誰の妹かはもう決まってます(小声)
新作の方でもよろしくお願いいたします🙇♀️
【それに伴い、プチ謝罪】
八乙女楽バージョンの方、長らく更新できずすみませんでした
6部が全部読めていなかったので、考案にだいぶ時間がかかりました。今読み進めていて、このまま書いても大丈夫か確かめてます
こちらはかなりゆっくりにはなりますが徐々に書き進めていくので、気長に待っていただければと思います
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
