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とりあえず、午前中は壮五さんと仲良く草むしりをして、午後はいつも通り仕事へ向かった。
「悩み事？」
スタジオ隅の自動販売機の前でボケーッとしていると、横から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
『天にぃ、一旦私のことを全力で罵倒してくれない？』
九「真顔で底抜けに気持ち悪いこと頼まないで。」
『…なるほど。』
九「今のは別に罵倒じゃないから。」
大きくため息をついて流れるようにアイスココアを2本買い、1本分けてくれる天にぃ。懐かしいね、半分こ。
『ちょっと、いい案が思いつかなくて。』
九「Re:valeさんの？」
『察しがいいなぁ。』
そうだよね、セトリには太陽のエスペランザもあるからTRIGGERさんも出るのか。
TRIGGER様をバックダンサーの為だけに出させるりばれ先輩強すぎる。
九「イメージはある程度聞いてるんじゃないの？」
『初心に帰りつつトゲトゲしたいらしい。』
九「……」
ちなみに初心に帰りたいって言ったのは百さん。
トゲトゲしたいのは千さん。
統一してくれ、おしどり夫婦。
『あの人たち忙しそうだしそんなに時間もないしさぁ、なんとか1人で解決したいけど…
どうにも舞台美術の知識が足りない。』
九「……九条さん」
『やだ。』
九「知ってた。」
完全に悪い人じゃないのは知ってる。だがまだちょっと苦手なのである。ごめんね天にぃ。
『そりゃあの人いたら百人力だろうさ。』
九「直接話さなくても、ボクが色々聞いておこうか？」
『それするなら自分でやるよ。』
九「手伝いたいんだよ、Aを。」
ぽむっと頭に乗った手は、アイスココアを持っていたせいか少し冷たかったけど。
九「滅多にない弱味を見せてくれたんだからさ。
それくらいさせて。」
『………』
どこか嬉しそうにそう言う天にぃは暖かくて、私も気付かぬうちに笑っていた。
『ありがとう、天にぃ。』
なんだか懐かしい。
半分ことか、隅っこで内緒話とか、なでなでとか。
こういうのも、初心なのかな。
こういう気持ちも、そのまま映し出せたらいいんだけどな。
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
