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「大丈夫だった？」




『あ、うん。別に。』




助けてくれたのは、同じクラスの……誰だっけ。




結局痴漢は連れて行かれ、2人で最寄り駅に降りた。




「この時間痴漢多いみたいだから、気をつけなよ。」




そんなこと言われても。




毎日使ってるんだからしょうがないじゃん。




なんて言うつもりもなく、とりあえず頷く。




「あっ、ごめんね。

そんな怒ってるとかじゃなくて……」




………私が傷ついているとでも思ったのだろうか。




本当に、人には気持ちが伝わりにくい。









めんどくさい。

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作者名：天野いろは | 作成日時：2018年6月19日 0時

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