動物好きな彼は・・・エイリア学園のようで (ページ28)

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二十三話だよ、フローページ28

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ガサガサッ…

貴「出れた…ゲホッ」

吹「あ！シグレ君！」

貴「士郎！」

フ「キキッ」

貴「ごめんごめん…」ナデ

フ「～♪」

かわいいな、オイ←

吹「やっぱ、森に行ってたんだね。」

貴「…うん」

吹「皆、心配してたよ？戻ろう(微笑」

士郎、僕は君に、

ありがとうって伝えたい。

ごめんねって言いたい。

でも、もう無理みたいだ――－‐

貴「！ゲホッゴホッ…ヒュウッゴホッゴホッヒュゥッ」

吹「シグレ君！？だ、大丈夫！？」

士郎、ありがとう。

って、ちゃんと、いえたかな。

そこで、僕の意識は途絶えた。

----吹雪サイド--------

あれから、シグレ君がなかなか帰ってこない。皆心配してるのに…

このごろ、シグレ君、なんか可笑しい。焦ってるというかなんと言うか…

もっとも、僕がいえたことじゃないんだけどね(苦笑

吹「ちょっと僕、探してくるよ」スッ

円「分かった、早めに戻って来いよ！」ニカッ

吹「うん」

だから、僕は森へ向かったんだ。シグレ君が苦しんでるとも知らずに…

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吹「居るかなぁ…」

ガサガサッ

吹「うわッ…ってフロー君か」

フ「キキッキキッ」

吹「シグレ君みたいに喋れたら分かるのにな…」

そこに
ガサガサッ

貴「出れた…ゲホッ」

そのとき、少しだけ違和感があった。

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・

・

吹「皆、心配してたよ？戻ろう(微笑」

そういって、シグレ君を見ると

吹「！！」

他人から見ても分かるくらいに、具合が悪いようだった。真っ青だ。←

と思っていると、ブレーキが利かなくなったように

貴「！ゲホッゴホッ…ヒュウッゴホッゴホッヒュゥッ」

咳き込み始め、過呼吸も混じってる。って

吹「シグレ君！？だ、大丈夫！？」

って、大丈夫なわけないだろうが！！

ア『何、一人百面相してんだよ』

士「だ、だって！」

ア『大事な幼馴染だもんな、がんばれよ。俺は、何もできねぇから』

士「…分かってるよ」

貴「…しろッ…」

士「！！シグレ君！」

貴「…ありがッヒュッ…とうッ…ヒュッ」

士「え・・・？」

何で、「ありがとう」なんだろう…

士「ッ運ばなきゃッ」

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えーと、今度から、吹雪だとアツヤと紛らわしいので、

アツヤは「ア」、士郎は「士」とします。