検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:53,500 hit

2 河合side ページ2

「Aちゃんは悲劇のヒロインでも演じてるつもりなの?」

「は?何それ?興味ないよ」

「誰も私を信じてくれない。誰も味方じゃない。誰も自分を頼りになんてしてない。そう思ってない?」

「……“誰も”なんて思ってないけど、篤人は全部当てはまるんじゃない?結局信用も信頼もしてなかったし」

「Aちゃん、うっちーとちゃんと話そうよ」

「必要ないよ。晴ちゃーん!ビール!」









Aちゃんは柳さんを呼んでビールを頼む

座ってるのにフラフラしていて、私達が止めても飲み続けるつもりのAちゃん









「A。もうダメ。」

「えー?なんでー?晴ちゃーん」

「明らかに飲みすぎだからな?ほら水飲んで今日は止めとけ」

「やだー。もっと飲むーのー晴ちゃーん。お願ーい」

「ダメ。」

「けちぃ」

「ケチで結構。お友達も困ってるよ?」

「んー。そーなのー?」

「そんなんじゃ帰れないだろ」

「大丈夫!お金はあるし帰れる…よ…」









ゴンと音を立ててAちゃんは額を机にぶつけてそのままスヤスヤと眠りについた









「全く…潰れるまで飲むなよな。君達は二人で来たの?誰か男手いるかな?」

「あ、大丈夫です。呼びます。」

「そっか。なら頼むよ。………あのさ、A何かあったの?ここまで飲むなんて初めて見たんだけど」

「…まぁちょっと」

「……俺には言えないことか。こいつ人を頼るのスゲー苦手だからさあんま責めないでやってよ。」









柳さんはそう言うと笑いながら仕事に戻っていった


Aちゃんの携帯を借りて麻也に電話をして迎えに来てもらう


待っている間、気持ち良さそうに眠るAちゃんを見ながら牧ちゃんと同時にため息をつく









「愛子ちゃんごめんね。」

「ううん。」

「あんなAちゃん初めて見たね」

「ちょっと怖かったよね」

「もう本当に戻るつもりはないのかな?」









高校から二人が側にいて笑っているのを当たり前のように見ていた私としてはこんなことで二人が離れるなんて悔しくてならない



ちゃんと話して仲直りしてほしい。



しばらくしてお店に来たのは麻也とうっちーも一緒だった



私と牧ちゃんは麻也の車に乗り、Aちゃんはうっちーが送っていくらしい



初めからそうやってAちゃんを大切にしてよ

Aちゃんを信頼してよどんなときもAちゃんの味方でいてよ


私達じゃきっと支えてあげられない…

3→←1 河合side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
設定タグ:香川真司 , 内田篤人 , 吉田麻也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

最弱スターガール(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2016年7月2日 2時) (レス) id: 798bb226b0 (このIDを非表示/違反報告)
岬宮 和(プロフ) - Atsuto@Hotaruさん» 長いこと更新せずすみません。近いうちに再開します! (2015年10月17日 9時) (レス) id: 9d9d5d7143 (このIDを非表示/違反報告)
Atsuto@Hotaru(プロフ) - 更新お願いします (2015年10月13日 9時) (レス) id: caa8a0f703 (このIDを非表示/違反報告)
岬宮 和(プロフ) - はう!そう言ってもらえるなんて!嬉しい限りです( ;∀;) (2015年8月1日 10時) (レス) id: 9d9d5d7143 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣 - 岬宮 和さん» 大丈夫です!ゆっくりくらいがちょうどいいですよ!おかげで次読むときワクワクします! (2015年8月1日 10時) (レス) id: 73eb2f3136 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:岬宮 和 | 作成日時:2015年6月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。