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帰宅後、ソファの上でずっと天井を見とった。
Aの番号を表示してから
結構経ってもーてる。
あとはこの電話のマークんとこ
押すだけやのに。
「何やっとんねん俺…」
腹くくれよ、って
すばるの言葉が響く。
そやんか。しっかりせな。
あん時の二の舞はもう嫌や。
呼び出し音てなんでこんな緊張すんねん…。
「はい」
「っ、い、今、かまへんか？」
なんぼほどダサいねん俺。
初っぱなから甘噛みて。
「昨日はすまんかった。電話、突然やったから緊張してもーて」
「緊張？しんちゃんが？」
電話の向こうでAが笑ろてんのが分かって、ホッとする。
「なんや、俺かて緊張ぐらいするわ」
「だって…ドームとかで歌ってる人も緊張とかするんやなぁって思って」
「それとこれとはまた別や」
「別？」
「おぉ、そうや」
「ふーん？そっか…」
「ちーって、アレか？土日休みとか、そんなんか？」
「うん、そう」
「…また一回メシでも行かんか？」
「え…？」
「まぁアレや。付き合ぉとるやつとかおんねやったら、アレやけど…」
「…」
「あ、アレやで？変な意味ちゃうで？昔っからの知り合いとしての誘いやで？せやけどほら、束縛する男とか、そんなんやったらアレやんか。やから確認しただけで…」
「あぁ…うん」
さっきから俺どんだけ
アレアレ言うとんねん。
焦って手ぇに汗かいてきた…
「で？男…おるん…か？」
「お」ガシャーーーーーン！！
イキって部屋ん中走り狂ったアホ猫が
後ろ足でエサと水の皿ひっくり返しよった。
「こらぁ！うるさいねん！ちー！」
「えっ」
「いや、ちゃうねん、こっちのちーが」
「ちー？…あ、猫ちゃん？ヨコくんが言ってた」
「そやで」
「ほんまに飼ってたんや…？ヨコくんの冗談やと思ってた…。しんちゃんが猫…。へぇ…」
「ええやんけ、なんかこう運命的な出会いやったんや」
そっちのちーともそうありたいもんやけど。
「…ふーん」
「なんやねん」
「しんちゃん彼女は？」
「今おらん」
「…あーなるほど。そうなんや。そっか…」
「なんやねん」
「元彼女さんのやろ？猫ちゃん」
「ちゃうって！ほんまに俺が好きで飼ぉてんねん！」
「だってしんちゃんが猫やよ？信じられへん…懐いてるの？」
「懐いとるわ！」
ひっくり返したエサの横で腹出して床でゴロゴロしとる。何しとんねんあいつ。
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永遠∞ - こんな時だからこそ。このお話のすばるくんとヒナちゃんの関係性に心揺さぶられます。 (2018年4月20日 18時) (
レス) id: 16d1fabbe0 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - ここに目を通してくれるか分かりませんが…。スラムダンクの話でめちゃくちゃテンションが上がったので伝えたくて！もっと早くこの作品を知って、ゆきさんとお話してみたかったです。続きも楽しく読ませていただいています。 (2017年8月6日 21時) (レス) id: d6b760c8d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるひな∞ - たまたま見つけて読み始めました。本当に面白いです！もっとひなちゃんの話を書いて欲しいです！いつまでも待ってますので、よろしくお願いします！メンバーの中を覗き見してる感じも好きです！！ (2017年6月1日 0時) (レス) id: cff67dce23 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - あの、とても失礼なのは承知の上で書きますが、、誰が何を言っているのか、何をしたのかが分からない所があるのでそこを分かるようにしてもらいたいです。いきなりすみません。 (2017年5月27日 20時) (レス) id: ac8595cf1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ruruさん» はじめまして！コメントありがとうございます^ ^彼はバスケ男子なので、敢えて湘北から選ばず仙道推しにしてみました！ハートつかめましたか〜っ。仙道にして良かった笑。これからも暇つぶしに読んでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます^ ^ (2016年5月3日 20時) (レス) id: 7ef4c58c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ き | 作成日時：2016年3月30日 22時
