【HQ】音駒高校バレー部所属の『王子様』には彼氏がいるそうです。【夜久衛輔】2

王子様 107 ページ23

山)｢なっ、なんだ！？どうした！！｣

わらわらとバレー部のみんなが集まってくる。

雨)｢か、唐沢先輩がぁ、((ﾋｯｸﾞ ｸﾞｽﾞｯ、仕事、しろってぇ、いきなり、殴ってきてぇっ！！｣

海)｢...それは、本当なの？｣

貴女)｢ち、がう...。私、殴ってなんか、ない！！｣

山)｢で、でも！李佳、泣いてるぞ！｣

貴女)｢泣きゃぁ済むのか？だったら、私も...泣くぞ？｣

山)｢っ！！｣

貴女)｢それに、私がやったという証拠はどこにもねぇだろ？コイツが自分で殴ったっていう考えはねぇのかよ。｣

海)｢でも、左側に跡があるよ。仮にもし自分で殴ったとしても、李佳ちゃん、右利きだから、跡は右につくんじゃないかな。｣

信行さんのその一言で、皆が私に疑いの目を向ける。

既に山本は、私の事を信じていないだろう。

でも鉄朗は私の味方だ。

それに、衛輔も...

そう思い、衛輔の方を見る。

彼の目は。









私を疑っていた。

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