アイドルと私【S.S】 (ページ8)

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第７話ページ8

『はい。』

翔「どうして？」

『だって綺麗で可愛い人はいっぱいいます。』

翔「うん」

『だから、どうして私なの？ってなると思う。』

翔「自分に自信が無い？」

『そうですね。後は、自分自信が好きではないと、』

翔「なーるほどねー。」

『だから私にはよくわからないですが、きっとそうなのかなって』

翔「………」

『でもファンの人たちはそれでも好きって言ってるから凄いなって尊敬します』

翔「え？」

『好きだから顔が見たいし、好きだから声が聞きたい。だからその人が出てるドラマや映画、番組は必ずチェックしてるんだなって』

翔「そっか、」

『だから、そこまで思われてる人も、そこまで思ってる人も凄いなって。私にはできないから』

翔「トラウマ？」

『はい。それに臆病者なんです』

翔「Aちゃんが？」

『はい。背伸びしてるんです。いつでも。嫌われたくないから。それにこの歳になると恋愛に臆病になるんです』

翔「それはわかる。」

『(笑)ならよかったです』

翔「初めて笑ってくれたね」

『そうでしたか？』

翔「そうでしたよ？(笑)」

『それは失礼しました(笑)』

翔「ねえ、トラウマっていつか克服するの？」

『んーしないと思います』

翔「そしたら恋愛難しくない？」

『難しいです』

翔「ふーん。」

『なんでそんなこと聞くんですか？』

翔「なんとなく？」

『変なの(笑)』

翔「また言われちゃった(笑)」

『(笑)』

翔「ねえ、」

『はい？』

翔「友達からはじめてみない？」

『へ？』

翔「ね？友達から始めよう！」

『はぁ、』

翔「わかってないでしょ(笑)」

『(笑)』

翔「とりあえず飲みなおしませんか？」