アイドルと私【S.S】 (ページ44)

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第４２話ページ44

～Youside～

わかったことは沢山あった。

翔くんは恋愛に不器用だ。

確認作業みたいなやり取りが好きではない。

好きだとかそうゆう類の言葉を言うのが
苦手なのだとすぐにわかった。

言葉にすればするほど
それが当たり前になり、
言葉の重さがなくなるからだ。

そして、仕事が忙しいからこそ
自分の時間がないこと。

そしてそれは自分の好きなことをする時間がないことだ。

友達とでかけたり、飲みに行ったり、
そうゆうものがなかなか出来ない。

それは彼女の立場からしてもあまりよろしくない。

会える時間が少ない。
話をする時間があまりない。

そんな中で友達と出かけるとか
飲みに行くなんて言われたら
不満ができてしまうのだ。

私達は欲深い。

手に入ればあれよこれよと
ワガママになる生き物で、

翔くんはきっと疲れてしまったんだと
なんとなく理解してしまった。

もちろん、今までの彼女がどんな人かなんて
わからないけど、

きっと言われ続けてきたんだ。

会いたい、
連絡してほしい、
寂しい、
仕事と私どっちが好きなの？って。

ぶっちゃけてしまえば、
私みたいな人から言わせてもらうと

仕事と私って比べてる時点で
私は仕事に負けてると思ってる、

天秤にかけるには違いすぎて

なんなら仕事しなくていいって言うならしない。

その程度だけど、
翔くんの仕事語らそんなことできないわけで、

翔くんの仕事には何万人の人がついている。

だからこそ天秤にはかけられないのどろう。

たった1人の好きな人と
何万人のファンとじゃ

かけられなくて当然なのだ。