５０ 〜王女とのお話〜 ページ50
―
ブルマ達は
カプセルコーポレーションの中に入り、
Aのこれまでの事を聞いていた。
惑星ミトスの事…
本当の家族の事…
かつての仲間や友人の事…
そして、
惑星ベジータでの事を…
ト「へぇ〜…」
ブ「えー、なんか意外！
今はこんなにシスコンなベジータが
Aちゃんを虐めてたなんて！」
ベ「誰がシスコンだ！！💢」
『まぁまぁ^^;;』
怒りだすベジータを宥めるA。
…しかし、
彼女の心の中は
兄である彼への
感謝の気持ちでいっぱいだった。
"名前を付けてくれて――。"
惑星ミトスの王女である
名もなき少女が
惑星ベジータの王女
Aとなり
今やたくさんの仲間や
自分を家族と呼んでくれる人達に
会う度に
"A"と呼ばれている…。
かつて名がなかった頃
名がある親や友を羨んだこともあった。
しかし、
その"名前が欲しい"という
彼女の願いを叶えてくれた…
"私と兄妹になってくれて――。"
かつて、
一人娘の少女は
自分を愛してくれるものの
王と王妃として忙しい生活を送る両親に
寂しさを感じていた。
兄弟がいれば――と
そう思ったことがあった。
両親の親友の娘、ライを
妹のように思い
彼女自身も
姉のように慕われていた。
しかし、そのライも死んだ。
親も…仲間も死んだ。
出会いは最悪
初めは認められなかった
だが、
とある幼馴染の少年の助けもあり
孤独になった彼女は
妹として迎い入れられた。
地球に来るまで
いろんなことがあった。
忘れてしまいたい過去もあった。
生きる希望を捨ててしまいそうになった
こともあった…。
でも、何年経っても
どれだけ時を遡っても
"兄さんは兄さんでいてくれた"
それがどんなに嬉しいことか…
彼自身は知らないだろう。
――ベジータ兄さん、
私を"家族"と呼んでくれて
私を"妹"と呼んでくれて
私を"A"と呼んでくれて
本当に
本当に、
『ありがとう』――。
―
〜あとがき〜
続編つくりますっっ！！
この話めちゃくちゃ好評で
嬉しいですっっ！！
コメント、評価ありがとうございますっ！！
これからも頑張りますので、
どうかまた応援よろしくお願いします！！
―
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如月雪＠ゆっきー(プロフ) - かなさん» わ〜！ありがとうございます！ (3月2日 10時) (
レス) id: 90e16db347 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 続き楽しみにしてます‼️ (3月2日 8時) (レス) id: 840a7f1f24 (このIDを非表示/違反報告)
如月雪＠ゆっきー(プロフ) - ゆうみんさん» ワオ！見てくれている人がいてこちらも嬉しいです！ありがとう♡ (2023年4月27日 19時) (レス) id: 307fefcaba (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - ベジター妹可愛いすぎ、強いしカッコいいなあ、続きが楽しみです (2023年4月27日 7時) (レス) @page34 id: 0a46edb41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2022年7月18日 22時
