雪どけの朝 2

くっつき虫 ページ21

渡辺「で、いつまでくっついてんの？」

宮舘「ラウールの気が済むまでじゃない？(笑)」

阿部「賑やかだなあ〜(笑)」









「ラウちゃん」









ラウールが学校から帰ってきてから
私から離れない


おやつ食べる時も
テレビを見る時も
スマホをいじってる時も


ずっと私にぴったり

おかげで私は身動きが取れず、









「ラウ、ご飯作るから
もうおしまい」

ラウ「やだ、ついてく」

「危ないからダメ、
ほら、蓮のとこ行っといで」

目黒「ラウール来いよー」









蓮が呼ぶ声に
ちらりと視線を向けるラウール

これで私も自由に動けると思ったら









ラウ「やだ！今日は
Aちゃんといるの！」









キッ！っと蓮を睨むラウール

『今日は』と言うか
割といつも擦り寄ってくるのになあ、
なんて思っていると









深澤「俺もAにくっつきたいー！」

佐久間「そんなん俺もだしー！」

向井「俺もやー！」









なんて騒ぎ出すみんな

その隙にラウールの腕を解き、
キッチンに向かうと









宮舘「なんか今日はいつも以上に
ラウールがくっつき虫だね？(笑)」








夕飯の準備を進めてて、
やっとラウールが離れたから
A自由にしてていいよ、なんて
優しい言葉








「ううん、今戻ったら
またラウに捕まる(笑)」

宮舘「それもそうだ(笑)」









いつも通り、二人で並んで進める

涼太くんの包丁のリズムが
心地良くて、見惚れる









宮舘「なに、そんなに見られると
緊張するんだけど？、」

「え？あ！ごめん！
ついつい見惚れてた(笑)」

ラウ「俺はAちゃんをみてる」









キッチンの向かい側からの熱い視線に
涼太くんは大笑い









「もうラウ〜、なんで今日はそんなに
Aにくっつき虫なのー？」

ラウ「Aちゃんがすきだから。」









ストレートな言葉に手が止まる









宮舘「A？」

「あ、急に『すき』とか言われて」

宮舘「動揺したの？(笑)」

「うん(笑)」









そんなやり取りに
「やったー！」なんて両手を広げて
康二くんを抱きしめてるラウール



その隙に、サクサク準備を進めて
ようやくテーブルに並んだ









「「「「いただきまーす！」」」」

No→←人気絶大

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す